戦前の少年犯罪

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806713555
ISBN 10 : 4806713554
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,294,33p

内容詳細

なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか。発掘された膨大な実証データによって、戦前の道徳崩壊の凄まじさが明らかに。現代よりも遙かに凶悪で不可解な心の闇を抱える、恐るべき子どもたちの犯罪目録。

【著者紹介】
管賀江留郎 : ウェブサイト「少年犯罪データベース」主宰者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gtn さん

    殺人等の少年犯罪を、当時の新聞から拾い集めて分析。特に、二.二六事件は皇道派と統制派の対立といった大層なものではなく、単なる「老人と若者」の対立であって、校内暴力や家庭内暴力と変わらないとの見立てに共感。青年将校の行いに大義を与えようとする世論が未だにあることに得心する。体制への反発は、皆通ってきた道だから。

  • ロア さん

    石井桃子さんの仕事をまとめた本と併読していたのですが、偶然にもこの本で取り上げている時代と被っておりました。プーさんやドリトル先生などが翻訳出版され、日本における子どもの本の礎が築き始められた一方で、対象となっている同じ日本の子ども達が同級生を銃殺したり親兄弟を斧でメッタ打ちにして殺害したり。。。ほんとに同時代の同じ国の子ども達デスカ?と、頭の中を混乱させつつ。。。(゚ε゚;)紹介される事件は凄惨で凶悪なものばかりですが、著者による突き放したような解説や独自の解釈はなかなかに笑えて面白かったです。

  • hannahhannah さん

    戦前の新聞などから少年犯罪の記事を紹介、あの時代がいかに道徳が崩壊していて、ろくでもない若者が多かったか紹介する本。殺人を犯す小学生の記事も多いし、女児2人殺して死体レイプする14歳、18歳が9人連続殺人など凶悪な犯罪が多い。他にも親殺し、祖父母殺しも多かった。老人を殺して金を奪う事件も多発。子どもが他の家から物を盗んで、追いかけてきた子供三人全員を殺して、次々に池に投げ込んだ事件もある。本書で紹介されている記事は当時の事件の極々一部というから凄い。記事にならない凶悪犯罪、発覚しない凶悪犯罪も多数あったよ

  • Katsuto Yoshinaga さん

    「冤罪と人類」以上の偏執的さで、昭和20年ころまでの少年犯罪記事を収集し羅列した作品で、犯罪モノ好きな私でも少々辟易したが、著者のPマッツァリーノと似通った、日本の昔は凄かった自慢を繰り返すジジイ批判は面白い。また、戦前の教員が観念的なイデオロギーのために熱心に軍国教育を行ったのではなく、それまで教員の給与不払があった状況が戦争景気により生活向上した実感があったからといったような、語られない近代の稗史が随所に読み取れる。少々古臭く感じる著者の語り口が気になるが、次作も楽しみである。

  • みさどん さん

    真実は小説より奇なりというような事件がたくさん。自分も昔をイメージでとらえているものの一人。こういった事例を知らない学者さんたちに筆者が、これでもかと非難の言葉を向け続けているのには負の印象を持ってしまった。恋人との心中がやけに多いのは、文豪の作品や行為からそうだったのだろうと思うけれど、昔の子育ては甘かったというのは、読んだ後も信じがたい。今より死が近くにあったのだろうというのはわかる。

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