なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日 新潮文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101231426
ISBN 10 : 4101231427
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,348p

内容詳細

1999年、山口県光市で、23歳の主婦と生後11カ月の乳児が惨殺された。犯人は少年法に守られた18歳。一人残された夫である本村洋は、妻子の名誉のため、正義のため、絶望の淵から立ち上がって司法の壁に挑む。そして、彼の周囲には、孤高の闘いを支える人々がいた。その果てに彼が手にしたものとは何だったのか。9年に及ぶ綿密な取材が明らかにする一人の青年の苦闘の軌跡。

目次 : 驚愕の光景/ 死に化粧/ 難病と授かった命/ 逮捕された少年/ 渡された一冊の本/ 破り捨てられた辞表/ 生きるための闘い/ 正義を捨てた裁判官/ 凄まじい検事の執念/ 明るみに出たFの本音/ 「死刑」との格闘/ 敗北からの道/ 現われた新しい敵/ 熾烈な攻防/ 弁護団の致命的ミス/ 辿り着いた法廷

【著者紹介】
門田隆将 : 1958(昭和33)年高知県生れ。中央大学法学部卒。雑誌メディアを中心に、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなどの幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    1999年に発生した光市母子殺害事件で 最愛の妻子を殺害された青年の苦闘の物語である。18歳の犯人Fの動機があまりにも 短絡的で怒りを覚える…少年法の名の下に 保護される犯人F …日本の司法は何に拘り、 どう動いたのか? 被害者青年に寄り添ったやるせないノンフィクションだった。

  • gonta19 さん

    2018/3/16 Amazonより届く。 2019/6/11〜6/15  テレビで良く拝見する門田髀ォさんの新潮から独立したあとに出版した最初のノンフィクション。日本中を騒がせた光市母子殺害事件の被害者本村洋さんの長く苦しい戦いを克明に描き出す。死刑制度の是非は非常に難しい問題ではあるが、もっともっと議論を深めていかないといけないんだろうな。この事件をきっかけに日本の司法も大きく動いた経緯もある。本村さんは強い人だ。自分にそこまで出来るか全く自信がない。

  • むーちゃん さん

    重たい、そして考えさせられたと言う言葉さえも軽々しく言えないような内容だった。 本村さん、奥さん、娘さんを思うとやりきれません。死刑廃止を訴える方々はほんとに自分の身内、大切な人が同じ様な目にあったときも、主張できるのでしょうか? まず無理でしょう。

  • hatayan さん

    1999年に起きた光市母子殺人事件。犯人は性欲を満たすために母を絞殺して乱暴を働き、息絶えた母のもとにハイハイをした赤ん坊にさえ手をかけました。 なぜ被害者が泣き寝入りせねばならないのか。少年だからといって罪が減じられるのはおかしい。被害者である夫の本村洋氏のぶれのない姿勢は周りを動かします。死刑廃止を叫ぶ弁護団の的外れな戦術や犯人の不遜な態度も影響、最高裁で犯人の死刑が確定します。 残虐な犯罪を人の生命で償うということは、生命を尊いと考えるからこそ。当然の判決にたどり着くまでの9年あまりの記録です。

  • 眠たい治療家 さん

    凄惨な事件の内容や裁判での憤り、本村氏の絶望、喪失感と一生消えないであろう自責の念。加害者を守り、被害者遺族をないがしろにする司法制度。読み進めるのが辛い場面もあり、読んでいて何度も涙が溢れた。絶望から家族の無念と尊厳を守る為、また自分自身が生きる為に戦い、やがてそれは使命となった。彼の使命は大きなうねりとなり社会を動かし、最後には司法制度を変えた。命のことを誰よりも考え、罪と向き合い、死刑と向き合った。「山口光市母子殺害事件」元少年への最終判決は死刑。強い信念は巨大な力となる。何度も読み返すだろう傑作。

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