Movin' On

UKを代表する甘美系レゲエ・シンガー、ビティ・マクリーン。傑作『On Bond Street』から5年、温かくも美しいヴァイブスに溢れた最新作は、全編スライ＆ロビーのプロデュース。ということで、Taxi産のリメイク・リディムも多数です。

冒頭のラヴ・ソング「Games With Love」、ポップな美メロ・スカンキン「Got To Let Go」から、ビティらしい”ビター＆スウィート”なムードが全開。

ベテラン・シンガー、ジョニー・オズボーンを迎えたジャー讃歌「Jahovia」、ブラック・ユフル「Guess Who's Coming Dinner」リメイク・オケの「Plead My Cause」、デニス・ブラウン古典「Hold on To What You Got」オケに乗り、艶のある歌声を聴かせる「Real Thing」、アンセル・コリンズの燻し銀の鍵盤プレイも光る「One of a King」など、スライ＆ロビーの緩急自在のリズム・アプローチと、それに応えるビティの歌声との相性がとにかく抜群。

ボビー・ウォマック「You're Welcome、Stop on By」、リロイ・ハトソン「So in Love」、オーティス・レディング「Try A Little Tenderness」と「Come To Me」、スティーヴィー・ワンダー「Lately」（「Taxi」リディム！）といった濃厚なソウル・クラシックス・カヴァーも真骨頂。

国内盤のみボーナス・トラックとして、ジュニア・デルガド「Merry Go Round」リメイク・オケの「Let Them Talk」、「Got to Let Go」のダブ・ヴァージョン「Movin' Dub」など、3曲を追加収録。