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【中古:盤質A】 Waltz For Debby: +4

Bill Evans (piano) (ビル・エヴァンス)

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基本情報

ジャンル
カタログNo
VICJ60008
日本
フォーマット
CD

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

1956年に録音された『ニュージャズ・コンセプション』から次の『エヴェリバディ・ディグス・ビル・エヴァンス』まで2年間が経過していることからもエヴァンスの人気と実力が58年のマイルス・グループへの参加によってステップアップしたことには間違いない。 

 やがて、本作の参加メンバーの二人に出会うことによってエヴァンスはマイルス傘下から抜け出して独自の道を歩み始めた。そうした意味ではこの作品に収められた演奏はエヴァンスにとっての『独立宣言』といっていい演奏である。

 ジョン・コルトレーンがマイルスから離れていったと同じ様にエヴァンスもジャズの歴史に名前を残す“ジャイアント・ステップス”を掛け上がって行った。

 1961年6月25日、日曜日、ニューヨークのクラブ、「ヴィレッジ・ヴァンガード」は静かな興奮に包まれていた。午後2回夜3回のステージは「リヴァーサイド・レコード」の手によってライブ・アルバムとして録音された。

 そして、何とこの録音のたった10日後、スコット・ラファロは自動車事故死するのである。

 その意味では、鍛錬の時期からついにバド・パウエル以降のピアノ界に燦然と輝くピアノ・ジャイアンツの座を手に入れつつあったエヴァンスが、ライブという場で行った最高のプレイがここに収められている。

 アルバムとしては、追悼の意味を込めてラファロをより多くフィーチャーした『サンデイ・ナイト・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』が先に発売されたが、まったく甲乙付け難い演奏が繰り広げられている。

 近年、この日のステージの録音曲の23曲が発掘され、それぞれ前作に5曲、本作に4曲が追加収録された。

 静かに演奏されるエヴァンスのピアノのバックから聞えて来る“ヴィレッジ・ヴァンガード”の観客のざわめきは、そのまま「時代の空気」を伝えてくる。
 また、最近のオーディオ・テクノロジーの進歩によって、かつて聞こえなかった囁きもはっきりと聞き取ることが出来る様になり、この晩の興奮が一層ストレートに伝わってくることになった。

 ビル・エヴァンスの音楽歴における至高の瞬間が記録されたモダンジャズ不滅の名盤。聴く度にジャズの真実が甦る!!

その他のバージョン

収録曲   

  • 01. マイ・フーリッシュ・ハート
  • 02. ワルツ・フォー・デビイ(テイク2)
  • 03. デトゥアー・アヘッド(テイク2)
  • 04. マイ・ロマンス (テイク1)
  • 05. サム・アザー・タイム
  • 06. マイルストーンズ

Bonus Track

  • 07. ワルツ・フォー・デビイ (テイク1)
  • 08. デトゥアー・アヘッド(テイク1)
  • 09. マイ・ロマンス (テイク2)
  • 10. ポーギー (アイ・ラヴ・ユー・ポーギー)

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人物・団体紹介

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Bill Evans (piano)

William John Evans こと Bill Evansは、大恐慌が勃発した1929年8月16日、ニュージャージー州、プレインフィールドに生まれている。長じてビルは奨学金で南ルイジアナ大学に入学している。

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