Complete Third: Vol 3: Final Masters (2枚組アナログレコード)

■　伝説の“元祖パワー・ポップ”バンド、ビック・スター。 1960年代後半にメンフィスから登場し全米チャートを暴れまわった白人ソウル・バンド「ボックス・トップス」の中核メンバーだったアレックス・チルトンと、彼の学生時代の旧友クリス・ベルを中心に結成されたこのグループは、チープ・トリック、R.E.M.、リプレイスメンツ、ティーンエイジ・ファンクラブなど多くのアーティストに影響を与え続け、近年では“元祖パワー・ポップ”バンドとしてロック史の重要バンドの一つと位置づけられている。

■　そのBIG STARにとっての3rdアルバムであり、最高傑作との呼び声も高かったのが、『THIRD』。1974年に『BIG CITY』をリリースした後、レコーディングされた作品だが、テストプレスまで制作されたにも関わらずお蔵入りとなり、1978年に『SISTERS LOVERS』というタイトルでリイシュー発売された作品である。

■　そのある意味“幻”だったサード・アルバムが、存在が確認できる限りのデモやラフ・ミックス、別テイクやファイナル・マスターを集めた“完全版”の3枚組CD『COMPLETE THIRD』がリリースされたのは、昨年年10月のこと。そこから、デモやラフ・ミックスなどアルバム制作の初期段階の音源を集めた、『COMPLETE THIRD - VOL. 1: DEMOS TO SESSIONS TO ROUGHS』が、昨年11月にブラック・フライデー限定盤アナログLPレコードとしてリリースされたのを皮切りに、今年の3月にはその続編とも呼べる、レコーディング段階のラフ・ミックスや別ヴァージョンを中心に集めた『COMPLETE THIRD VOL.2: ROUGHS TO MIXES』がアナログLPレコードでリリース。

■　そして今回、ようやく発売されるのが、第3弾にして最終章、オリジナル・アルバムに収録された最終マスターと、CDボックス『COMPLETE THIRD』に“隠れトラック”として収録されていた、「Thank You Friends」の未発表ストリングス／ヴォーカル・オンリー・ヴァージョンを収録した『COMPLETE THIRD : VOLUME 3 : FINAL MASTERS』。今回もアナログLPレコード2枚組のリリースとなる。

■　後にローリング・ストーン誌が”史上最高のアルバム500枚”の449位に選んだこの”カルト的人気”の名盤『THIRD』に収録されている曲がどうやって完成していったたのかを知ることが出来る、貴重な音源が満載！アメリカン・パワー・ポップ史の隠れた名盤の制作過程がついにアナログLPレコードでコンプリートされる ！！
(メーカー・インフォメーションより)