(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)
アルゼンチン・ソフィスティケイト・サウンドの中核的ブレイン、カルロス・アギーレ、
そしてアカ・セカ・トリオが手掛ける女性シンガー、ベレン・イレーに聞き惚れる。
ブエノス・アイレス生まれの清廉シンガー、ベレン・イレー(BELEN ILE)。モダン・ジャズ〜現代音楽の洗礼を受け、天性の澄み渡る美声で母国アルゼンチン・フォルクローレとの解析を表現することのできる稀有の存在である。ブエノスと、ブラジル北東部バイーア〜パラナー州、そしてスペインはバルセロナを活動拠点に、生のパフォーマンスにてその魅力を広めて行く中、アルゼンチン・ソフィスティケイト・サウンドを創造する最重要ミュージシャン、カルロス・アギーレの目に留まり、カルロスのほか、硬派インスト・ユニットのアカ・セカ・トリオ、そしてブラジルの名手ホジェリオ・ボター・マイオら理解を示した演奏家が集い、サポートして生まれたのが本作である。
ピアノ/ギター/パーカッションを軸に、 シンプルで深みのあるアレンジのフォルクロリック・アルゼンチン。ジャズ〜クラシック〜ボサ・ノヴァ〜フラメンコまでをモチーフに、コーラスもアクセントにしたドラマティックな旋律を、ベレンの声で柔らかく包み込む。ベレンのオリジナルの他、カルロスと、アカ・セカのピアニスト、アントニオ・レストゥッシは楽曲も提供し、それぞれの持つ感性が溶解されたコード・ワークに、北欧トラッド〜ブラジル・ミナスにも通じる透明感を想起。隣国ウルグアイのエドゥアルド・マテオにも心酔するベレンが取り上げたカバー(M5)も、まさに湧き出た美の極致といえよう。ジャンルを問わず、美しい音が聴きたい・・・そんなアコースティック・サウンド・ファンの美的中枢を刺激する逸品としてレコメンド。
【Musician】
BELEN ILE - Vocal
CARLOS AGUIRRE - Piano, Guitar, Rhodes
ANTONIO RESTUCCI - Guitar, Mandolin,
ANDRES BEEUWSAERT - Piano
JUAN QUINTERO - Guitar, Vocal
MARIANO CANTERO - Percusion
FERNANDO SILVA - Fretless, Bass, Cello
ROGERIO BOTTER MAIO - Bass Vocal
& Others