(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)
コレギウム・アウレウム・エディション(10CD)
結成50年記念初回生産限定ボックス
「黄金の楽団」という意味のラテン語の名を持つドイツの古楽器オーケストラ「コレギウム・アウレウム」は、1961年、ドイツ・ハルモニア・ムンディのレコーディング・オーケストラとして、フランツ・ヨーゼフ・マイアーらによって結成。「黄金の楽団」という名前は、彼らが録音の為に使用していたシュヴァーベン地方キルヒハイムにあるフッガー城の「糸杉の間」の構造が、「黄金分割」だったことに由来しています。
バロックから古典派時代にかけての作品を作曲当時の響きで演奏するレコーディング・オーケストラとして活動をスタートした「コレギウム・アウレウム」は、ドイツを中心にヨーロッパのバロック演奏のスペシャリストたちを集めて運営。アルバムの中には、レオンハルトやクイケン兄弟、ビルスマの名が見られるものもあるなど、参加メンバーには多くのソリストや大学教授も含まれますが、演奏は研究結果を前面に出すようなものではなく、人々を楽しませるという目的で一貫しており、これに録音会場の「糸杉の間」の音響が、間接音豊かで非常に柔らかいものであったこともプラスして、独特のふくよかな美しさを示す仕上がりになっていたのが特徴。
レコーディング・オーケストラということで、当初はメンバーも流動的でしたが、ほどなくコンサート活動も定期的に行うようになって人気も出てくると、常設オーケストラ同様、メンバーも固定されるようになり、世界各国に演奏旅行に出かけるようにもなります。その後、彼らの活動は1990年代まで続けられ、約30年という長い期間に渡ってヨーロッパの古楽黎明期に大きな足跡を残すこととなりました。
今回登場する記念ボックスでは、1961年から1986年にかけておこなわれた録音が集められており、声楽作品も交えて、彼らの美しく伸びやかな演奏を味わうことができます。(HMV)
【収録予定曲】
Disc1(C.P.E.バッハ:鍵盤楽器のための二重協奏曲集)
C.P.E.バッハ:
・チェンバロとフォルテ・ピアノのための協奏曲変ホ長調Wq.479
・2台のチェンバロのための協奏曲Wq.109、Wq.46
ジョス・ファン・インマゼール(チェンバロ:Wq.479)
エリック・リン・ケリー(フォルテピアノ:Wq.479)
グスタフ・レオンハルト&アラン・カーティス(チェンバロ:Wq.109、Wq.46)
コレギウム・アウレウム
録音:1965年
Disc2(ヘンデル:水上の音楽)
ヘンデル:
・水上の音楽
・王宮の花火の音楽
コレギウム・アウレウム
録音:1971年
Disc3(ラモー:オペラのバレエ音楽名曲集)
ラモー:
・『インドの優雅な人々』より付随音楽集
・『ダルダニュス』より付随音楽集
コレギウム・アウレウム
録音:1964、1967年
Disc4(バッハ:農民カンタータ&コーヒー・カンタータ)
J.S.バッハ:
・カンタータ第212番『わしらの新しいご領主に』BWV.212
・カンタータ第211番『おしゃべりはやめて、お静かに』BWV211
エリー・アメリング(ソプラノ)
ジークムント・ニムスゲルン(バリトン)
ジェラルド・イングリッシュ(テノール)
コレギウム・アウレウム
ラインハルト・ペータース(指揮)
録音:1964〜1968年
Disc5(バッハ:結婚カンタータ)
J.S.バッハ:
・カンタータ第209番『悲しみを知らぬ者』BWV.209
・カンタータ第202番『消えよ、悲しみの影』BWV.202
エリー・アメリング(ソプラノ)
コレギウム・アウレウム
ラインハルト・ペータース(指揮)
録音:1964〜1968年
Disc6(楽しいルネッサンス舞曲集)
・モデルヌ:『3つのブルゴーニュのブランルと新しいブランル・ゲイ』
・スザート:パヴァーヌ『何なる悲しみ』
・スザート:ロンド
・スザート:パヴァーヌ『苦しみに耐えなば』
・スザート:ロンドとサルタレッロ
・スザート:オーボエ吹きの踊り
・スザート:ロンド『むかし小娘』
・ジェルヴェーズ:ブランル
・ファーレーズ:フリウリ地方の苗木の踊り
・フランク:『パヴァーヌ』と『ガイヤルド』
・ハスラー:3つのイントラーダ
・アテニャン:トルディオン
・アテニャン:パヴァーヌ
・アテニャン:ガイヤルド
・デマンツィウス:ポーランド舞曲とガイヤルド
コレギウム・アウレウム
録音:1961年
Disc7(ペルゴレージ:奥様になった小間使い
・ペルゴレージ:歌劇『奥様になった小間使い』全曲
マッダレーナ・ボニファッチョ(ソプラノ)
ジークムント・ニムスゲルン(バリトン)
コレギウム・アウレウム
録音:1968年
Disc8(ビーバー:ハインリヒ・ミサ)
ビーバー:
・聖ハインリヒ・ミサ
・祭壇または宮廷のためのソナタ第1番、第12番
レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団、他
コレギウム・アウレウム
ゲオルグ・ラッツィンガー(指揮)
録音:1982年
Disc9(モーツァルト:木管のための協奏曲集)
モーツァルト:
・クラリネット協奏曲イ長調K.622
・オーボエ協奏曲ハ長調K.314
ハンス・ダインツァー(クラリネット)
ヘルムート・フッケ(オーボエ)
コレギウム・アウレウム
録音:1985-86年
Disc10(モーツァルト:戴冠ミサ)
モーツァルト:
・ミサ曲ハ長調K.317『戴冠ミサ』
・ヴェスペレ ハ長調K.339『証聖者の盛儀晩課』
・元后、童貞聖マリアのためのリタニア 変ロ長調 K.109
テルツ少年合唱団
コレギウム・アウレウム
ゲルハルト・シュミット=ガーデン(指揮)