日本発　佐藤允彦アレンジの企画ものwith Strings　アートファーマーらしい精彩があまり感じられないが　これもアートファーマーなのだ　選曲も良く　ストリングスをバックに静かに流れるフリューゲルホルンが　いつまでも聴き飽きない心地良さに浸ってしまいます

日本ではアート・ファーマーはどのようなトタンペッターとしてとらえられているのかよくわからない。キャリアも長いし作品も多い。 少なくともこのSoulNote/Black Saint箱はお買い得である。晩年の充実した演奏がまとめて格安で聴けるのがうれしい。 ジャズテットのアルバムも１枚入っていてよかった。詳しくはないが入手困難なものも含まれているのだろう。ファーマーのアルバムで未ＣＤ化なのは、ＣＴＩに残したライト・フュージョン系のアルバムなのでそれらもぜひＣＤ化されることを希望したい。

重厚かつ軽やかで甘いサウンドの超スタンダード集。錚々たるメンバーがベニー・ゴルソンのゴージャスなアレンジを美しく奏でる。アートの音色はここでも暖色系で心地よい。ピアノレスコンボのアルバムだけど「Mornin’」の中間だけにさらっとピアノが入るところが粋だ。

フリューゲルの温かな音色が心地よい。シダー・ウォルトンのピアノもバックからしっかりと支えている。歌心に溢れた緊密なアンサンブルだ。

　この傑作が評価１という状態は避けたいと思い、レビューを投稿します。ファーマーとジム・ホール（ｇ）の双頭コンボの名作２枚が１枚のCDに収められているお得な商品です。邦題「スウェーデンに愛をこめて」は金髪美人のジャッケトもすばらしいです。（LPで持っているとよくわかります）曲もスウェーデンの民謡のメロデイーの美しい曲が演奏されていて、私の三十数年にわたる愛聴盤です。スウェーデンには「デイアー・オールド・ストックホルム」など美しい曲がありますが、それに劣らぬ曲が目白押しで、最高の癒しの音楽です。ちょっと甘い、という批評もありますが、本当にメロデイーが美しいです。ファーマーのフリュ−ゲルホーンの音色も他には求めようのない個性的なものです。 　ハーフ・ノートの実況盤はもう少しジャズ的な要素が強く出ています。曲は「酒とバラの日々」などこれも名曲揃いです。ファーマーの音楽は生ぬるいなどと言われますが、よく聴くと結構アタックも強くて、ソロにも静かな激情が感じられます。それをよく聴き取って欲しいですね。

まず目に付くのが、ジャケを飾る美女である。音楽もアートファーマーの 作品のなかでもトップクラス。メロディも良い。ジャズを聞いた事のない 知人に聞かせたら非常に気に入って貰った。評論家的にはジャズとしては評価が高いとは言えないが、そんな事はどうだって良いことだ。少し切なく、しかししっかりとしたファーマーの奏でる楽器は秀逸で、ジャズファンのみならず、すべての人に聞いて欲しいアルバムの一つである。

歌心に溢れた素敵な作品

歌ものを正に歌うように演奏している。心地よい傑作。この人は本当にミディアムテンポが似合う。トミフラのピアノが洒落た味わいを加える。なんの革新性もないが、聴けばファーマーのファンになること間違いなし。

アート・ファーマーのフリューゲルホーンがシダー・ウォルトン（p)サム・ジヨーンズ(b)ビリー・ヒギンズ(ds)の好サポートを得てリリカルなバラードを朗々とデリケートに歌い上げています。「おもいでの夏」「カーニバルの朝」・・秀作ぞろい。オーソドックスなジャズ・ファンにはたまらなく楽しんで聴ける美しいアルバムに仕上がっています。あなたとあなたの一番大切な人との間に是非おいておきたい一枚です。

このＤＶＤで最も知りたい情報である、録音年ですが、購入して観てみると最後のところで、１９８２年とありました。ほとんど、フリューゲルの演奏ですが、効果的にミュートを使ったり、アドリブもまとまっていて、お薦めです。