長らく廃盤で、やっと入手できました。商品紹介では5曲目にボーナストラックとしてRomantic Comedyが表記されていましたが、届いた商品は4曲入り。ちょっと残念。表記の修正を求めます。 但し、Malachi Favorsの演奏には脱帽。

手に入りづらくなった「苦悩の人々」を聴くためだけでも買ったほうがいい。

いきなりシンセサイザーで始まって、ファンクあり、４ビートありでたまげた記憶がある。でもそのすべてがアートアンサンブルオブシカゴであり、苦悩の人々のような沈黙も打楽器乱打もすべてが彼らの音楽だった。ECMから最初にレコード出たときもびっくりしたけど。

Swimという曲で海パンをはいた男たちが出てる様だが、映像には演奏終わりの挨拶に出て来るだけで良く分からない。演奏自体もブレーメン交響楽団とのマッチングが今ひとつかな？　でも、２曲目は両者とも素晴らしい演奏で十分に楽しめます。 Lester Bowie は本当に偉大な人だった事が良く分かります。　最高を付けないのは、その録画時間の短さだ。　たった５５分で２曲、２曲目を見終わると、もう１曲、せめてもう１曲見たくなります。　多分、コンサートの一部しか収録していないのでしょう・・・。

いつみても凄いとしか言いようがありません。これだけ独自の世界観があるミュージシャン達はそうは居ないでしょう。日本公演を思い出しました。音質に関してはまあまあかとは思います。気をつけなければいけないのは、ディスクが片面NTSC、片面PALという珍しいフォーマットだという事です。盤面の内周にNTSCと書かれている面を上にして再生すればNTSCとして問題なく見れます。別に注文した「Art Ensemble Of Chicago」のDVDが入荷するのが待ち遠しいです。

ｼﾞｬｽﾞﾊﾞﾝﾄﾞで1番好きなのがAEOC。ｱﾙﾊﾞﾑによってはｱﾌﾘｶの民族性が薄いのもあるけどこれは緊張感溢れる名盤です

アート・アンサンブル・オブ・シカゴのライブパフォーマンスのすばらしさを伝える傑作。 彼らが一番伝えたかったのは、演奏のもつ生々しさであり、それを伝えたいが為の知的戦略を兼ね備えたすばらしいグループですね。 特に「オーネダルス」における爆発的疾走感は、当時のジャズが失いつつあった「肉感のある音」の復権を高らかに宣言しているようです。 ジャズ・ファン、というより、黒人音楽が好きな人は絶対お薦め。