Aphex Twin

Aphex Twin (エイフェックス・ツイン) プロフィール

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Aphex Twin

90年代の音楽に最も衝撃をもたらしたテクノ界の奇才、Richard D. JamesことAphex Twin。1971年8月18日、イギリスのコーンウェル生まれ。10代は既にシンセサイザーを改造し、12歳になると作曲を始めていたとも言われている。

1989年に"Universal Indicator (Red)"でデビュー。 AFXとしては91年に"Analogue Bubblebath ep Vol.1"をMighty Forceからリリース した(プレス数は150枚)。92年、R&Sレーベルと契約し"Digeridoo"をリリース。アポリジニの民族楽器であるディジェリドゥー(オーストラリアの先住民アボリジニが白蟻に食い荒らされて空洞になったユーカリの木を用いて作った木管楽器)をサンプリングした曲で、彼の初期の代表作となった。 同年、同じくR&Sから"Xlem Tube EP"をリリース、アルバム 「Selected Ambient Works 85-92」も高い評価を得、Aphexの人気を決定づける。

Richardの音楽に対する情熱と溢れんばかりの才能はAphex Twinだけでは満たされず、 別名義のプロジェクトで次々と作品を発表。Warpと契約を結んでから(以下括弧なし は全てWarp)、93年にはPolygon Window「(Surfing On Sine Wave)」とシングル"Quoth"、Caustic Window名義で"Humanoid Must Not Escape"(Rephlex)、Aphex Twinで"On"と"On Remixes"、AFXで「Analogue Bubblebath Vol.3」(Rephlex)を発表。

Aphex Twin名義ではWarpから3枚のアルバムを発表している。94年に陰鬱なアンビエント作品「Selected Ambient Works Vol.2」、95年、無気味なイラストジャケットが話題を呼 んだ「I Care Because You Do」、96年に生まれてすぐ亡くなった兄に捧げたと言わ れる「Richard D James Album」である。R&Sからは95年に「Classics」をリリース。

その間シングルや12インチは、94年Gak"Gak"、AFX"Analogue Bubblebath Vol.4"(Rephlex)、95年Aphex Twinで"Ventolin"と"Donkey Rhubarb"、AFX "Hangable Auto Bulb EP"と同タイトルの"2"、96年Aphex Twinの"Girl/ Boy EP"、Mike & Rich「Expert Knob Twiddlers」(Reflex)、97年に"Come To Daddy EP" とそのリミックス盤、98年にCaustic Windowで「Compilation」(Reflex)、99年に "Windowlicker"を発表。前後するが、96年に日本企画盤として「51 / 31 - Aphex Singles Collection」をリリース。そして2001年「Druqs」をリリース (シングル盤のリリース順不同)。先行シングルとして99年にリリースされた "Windowlicker"から待つこと2年、アルバムとしては約5年ぶりとなった全30曲の大作だ。

このようにつらつらと彼の作品を年を追って紹介したが、まず聴くべきは「Selected Ambient Works 85-92」「Surfing On Sine Waves」「Selected Ambient Works 2」「I Care Because You Do」「Classics」「Richard D James Album」「Drukqs」だろうか。

今でも相変わらず自慰を覚えた猿のごとく(?)ひたすら曲を創り続けているようだが、2003年、必死に収集していたコアなファンにとっては嬉しいような哀しいような気分のリミックス集「26 Mixes For Cash」を発表。「金のための仕事」とはいえ、全てAphex Twinの音にしてしまうその才能には脱帽だ。

自らの意向なのか、 Jamesの奇行や衝撃的なPV、ジャケッ ト、そしてメディアによって奇人変人、怪物、引きこもり...などといった彼のパブリック・イメージは、音楽とは全く関係なくどんどん膨れ上がった。初期の音源が放った衝撃を忘れ、いつの間にかリスナーが求めるのはJamesの過激な表層部分のみになっていたのではないか。

次作が一体いつ発表されるかわからない 今こそ、先入観なく、これまでの彼の音楽そのものに耳を傾けてみたい。賛否両論ある作品でさえ、Jamesのサウンドは聴く度に違う色彩を放つ。アンビエント、アシッド・ハウス、テクノ、ベッドルーム・テクノ、インダストリアル、現代音楽、ドラムンベース、ブレイクビーツ、ドリルンベース...変幻自在なサウンド・スコールの中に身を委ねてみると、Aphex Twinが不世出の天才であることがわかってくる。 たとえJamesの音楽が他人を拒否した自己満足のそれであったとしても。

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