安くなっていたので買ったので、どういう人かも知らずに買ったのだが、元々？（本来？）クラシック畑の人なのかな？　いわゆるクラシック臭のするヨーロピアンJazzという感じ。録音もよく気に入りましたが、演奏は、個人的には冷たい透明感のある感じで個人的には好み。　　が、傑出は最終曲。　　　　そうベートーヴェンの交響曲７番の第２楽章。　この楽章はベートーヴェンの中でも一番重いと自分では感じる曲なのだが、”ココだけ”抜き出すという録音はクラシックサイドでは出来ないが、この楽章だけ抜き出しJazz化したことによりこの曲が持つ重く暗い表現は、抜き出しにより非常に効果的になっている。　この１曲だけでも聞く価値があるんじゃないかな。　

ポーランドジャズシーン最高のピアニストの一人、Ａ．ヤゴジンスキがドラムの名手Ｃ．バルトコフスキとのトリオで送る、ジャズアレンジされたクリスマス曲集。「きよしこの夜」など、敬虔なカトリックの国らしい選曲だが、演奏はぴりりと才気の苦味がほのかに感じられるものになっており、単なる「癒し系」にはなっていない。さすがである。