Andrew Lloyd Webber (アンドリュー・ロイド・ウェバー) プロフィール

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ミュージカル界における偉大なる作曲家、アンドリュー・ロイド・ウェバー。名前は知らなくとも、’キャッツ’での名曲’メモリー’や’オペラ座の怪人’は一度は耳にしたことのある曲でしょう。ミュージカルの一時代を築き上げたロイド・ウェバーの作品を年代順に取り上げてみたいと思います。

アンドリュー・ロイド・ウェバーは1948年3月22日、イギリスに生まれます。幼い頃から作曲をし始めますが、一時、イギリスの古代記念物などに興味を抱き傾倒してゆきます。が、以前からの音楽への想いが捨てきれず、音楽学校へ通い、作曲家としての道を選びました。

そこで、1962年頃、奨学金の制度へチャレンジし、見事に奨学金を勝ち得て名門オックスフォード大学へと入学しました。それから3年経った1965年にあのティム・ライスと出会います。毎日音楽に明け暮れる生活が続き、オックスフォードを落第、それから意欲的にミュージカル作品を作り上げ、歴史に残る名作の数々が生み出されたのです。

初めてウェバーが手掛けた作品’The Like Of Us’は惜しくも失敗に終わりますが、その後、1971年にあの傑作’オペラ座の怪人’が初演、同年にサラと結婚します。’オペラ座の怪人’の大ヒットにより、ロイドウェバーも知名度を高め、より積極的にミュージカルを製作してゆき、1975年’ジーヴス’が初演、ロンドンで1978年に’エヴィータ’公演、1981年に’キャッツ’の初演、1982年に’ソング・アンド・ダンス’・・・と立て続けにヒット作品を製作し、ミュージカル界の頂点へと登りつめますが、’ソング・アンド・ダンス’のヒット冷めやらぬ1984年にSarah Gugillと離婚。’キャッツ’で一躍ミュージカル界の歌姫となったサラ・ブライトマンと恋仲になったのが離婚の原因と言われています。その同年サラ・ブライトマンと再婚、’スターライト・エクスプレス’の初演、というウェバーには、凄まじい1年となったようです。’キャッツ’以来、ウェバー作品で主演を演じたサラ・ブライトマンも今や世界中でその歌声が愛されているメジャー・アーティストですが、この’キャッツ’あっての話なのかも知れません。

そして次に手掛けたのが’レクイエム’。これはミュージカルではないものの、シリアスに展開された楽曲と、サラ・ブライトマンによるソプラノ・ヴォーカルが美しいものでした。その2年後、’オペラ座の怪人’、そのまた2年後、’アスペクツ・オヴ・ラヴ’が初演され、ロイド・ウェバー作品の全てが大ヒット、ロングラン公演され、’ミュージカルと言えばロイド・ウェバー’とまで言われ、人気が定着した頃の1991年、サラ・ブライトマンと離婚。これまたその同年にマデリーヌ・ゴードンと再婚します。

1993年に再婚後初の仕事となった’サンセット大通り’の初演。勿論この作品もロングランとなりましたが、この作品以後、少し充電期間があったようです。1997年には称号を授けられアンドリュー・ロイド・ウェバー卿となります。そして’ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド’が公演。かれの活動はここまで。新作が待ち遠しい限りです。

トニー賞をはじめ、アカデミー賞、グラミー、ドラマ・デスク賞などなど、数々の賞を受賞したウェバーの作品は永遠に愛されつづけ、何時の時代もリバイバルし続けることは、言うまでもありません。

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