Andre Ceccarelli / Jean Michel Pilc / Thomas Bramerie

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CD 輸入盤

Twenty

Andre Ceccarelli / Jean Michel Pilc / Thomas Bramerie

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BON140201
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ピルク〜ブラメリー〜チェカレリ。20年の共演歴を誇るヨーロッパの才能3人が集結!洗練されたサウンドと冒険心に満ちたトリオ作!!

アンドレ・チェカレリ、ジャン・ミシェル・ピルク、トマ・ブラメリー、ヨーロッパを代表する3 人のアーティストの20年の月日が生んだ、素晴らしいトリオ・ミュージックの結晶。

2000年代初頭に頭角を現したピルクは、Dreyfus レーベルのオーナー変更等によってか、近頃は名前を聴く機会が少なくなりつつもありましたが、直近の作品は、アメリカの目利きレーベルMotema からリリース。美的感性はしなやかで鋭く、健在です。楽曲はピルクおよび、3 人の共作によるナンバー5曲と、スタンダード7曲による全12曲。オリジナルは言わずもがなの世界観。ミディアム・スローの浮遊感溢れるメロディが印象的なピルクならではのM-2 を始め、3 人の共演年数をタイトルにしたM-4「Twenty」では、年月が培ったインプロヴァイズの妙が聴けます。ダイナミックにして三位一体の演奏は、正にこの3 人ならではと言えましょう。一方、ファンの方とされると、全体の半分以上がスタンダードというのが少々意外かもしれませんが、しかし、秀逸なアレンジによる演奏は新鮮そのもの。チェカレリのブラッシにミステリアスさも漂う「グリーン・ドルフィン」を始め、モンクの言わずもがなの名曲「ストレート・ノー・チェイサー」もこれ以上になくスリリングに飛んだ演奏!冒険心にも満ち、かつ洗練した響きを湛えた演奏は、トリオのアート。また6 曲目などでは、ジャック・ブレルによるシャンソンのナンバー(邦題:「行かないで」)をアンニュイなムードで演奏。ヨーロッパに生まれたミュージシャンらしい演奏を聴かせてくれます。

観念的に陥ることもなく、ギリギリのスリリングな所を追究したスリルと、美しいメロディ感覚が息づく演奏。ヨーロッパのピアノ・トリオ・ファンの方に大推薦です!

Andre Ceccarelli (ds)
Jean-Michel Pilc (p)
Thomas Bramerie (b)

収録曲   

  • 01. All Blues
  • 02. Cry Baby Cry
  • 03. On Green Dolphin Street
  • 04. Twenty
  • 05. Opus #3
  • 06. Ne Me Quitte Pas
  • 07. Old Devil Moon
  • 08. Returning
  • 09. Things Are
  • 10. Straight No Chaser
  • 11. L'Auvergnat
  • 12. Solar

ユーザーレビュー

総合評価

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Andre Ceccarelli (ds) 、Jean-Michel Pilc...

投稿日:2014/07/07 (月)

Andre Ceccarelli (ds) 、Jean-Michel Pilc (p)、Thomas Bramerie (b)の3者の名が冠された「20 Twenty」。タイトルは、この3者の共演歴を示す年数だそうです。録音は、2013年8月。 そのピアノプレイの振幅が激しいJean-Michel Pilc参加ということで、若干身構えてプレイボタンを押しました。 今回は、12曲中7曲がスタンダードということで、どうしてもそちらの方に耳が傾いてしまいます。 1曲目「All Blues (Miles Davis)」から、押しの強いピアノプレイが迫ってきて、ああ、これがPilcの世界なんだ、と妙に納得。 キラキラとしたピアノと重量感のあるリズムが印象的な3曲目「On Green Dolphin Street (Kaper Bronislaw)」は、PilcがCeccarelli、Bramerieに勝負を挑んでいるかのような演奏ぶり。 アブストラクトなイメージの3人の共作「Twenty」、「Opus #3」に続く6曲目「Ne Me Quitte Pas (Jacques Brel)」は、「行かないで」の邦題で知られる曲です が、うってかわってポエジーを感じさせる秀逸なアレンジで聴かせてくれます。 この辺りが、Pilcの持つダイナミズムの真骨頂でしょうか? 7曲目「Old Devil Moon (Burton Lane)」は、ラテン風味のリズミックな展開で、ちょっとThelonious Monkを思わせるプレイだなあ、と思っていたら、Monkの曲も収録されていました。 その10曲目「Straight No Chaser」は、めまぐるしい展開でスイング感というよりも、スリルを味あわせてくれる演奏。 そんなハラハラ感の後で聴く11曲目「L’Auvergnat (Georges Brassens)」は、強めのタッチでありながら、しっとりとしたニュアンスが漂います。 ラスト12曲目もMiles Davisの作品で、斬新なアレンジで原曲を再構築しており、これが「Solar」だと気付く方は少ないと思います。 Pilcのオリジナルで印象深いのは、8曲目「Returning」、9曲目「Things Are」で、リリカルなプレイにより、もう一つの顔をのぞかせてくれます。 全体を聴いて、Pilcらしい尖がったプレイと、つかの間の安息が同居する、優れたピアノトリオ作品であると思いました。

hiro さん | 愛知県 | 不明

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