名盤 Com Que Voz　こちらのCDはあいにく廃版のようです（LPではすり切れるのを恐れて２枚購入しました）。 これに匹敵する１枚、最高のアマリア・ロドリゲスが聴けます。 １９６６年録音、録音良好ですが音量が大きめです。

名盤 Com Que Voz　こちらのCDはあいにく廃版のようです（LPではすり切れるのを恐れて２枚購入しました）。 これに匹敵する１枚、最高のアマリア・ロドリゲスが聴けます。 １９６８年録音、録音も良好。

第1曲目の冒頭、ポルトガルギターの音色を聞いただけでこのＣＤに引き込まれます。アマリア・ロドリゲスの歌声が始まると、彼女の世界が重く軽やかな彩りを持って聞こえてきます。すると、いつのまにか自分の人生で置き去りにしてきたものがくっきりと形を取って見えてきます。その輪郭はとても甘く私たちをいやしてくれますが、歌声にはしっかりと厳しさが表現されています。

アマリア・ロドリゲスは紛う方無き大歌手だ。その淡く燃え上がるような歌唱の奥にオレンジを売り歩いている少女の姿が仄見える。この歌声を前にして、文化の違うわれわれには「サウダーデ」は理解できないものだと言い切ってしまえるだろうか？

紹介ジャケット写真が違うので、アルバムの雰囲気が伝わらないかとは思いますが、アルバムジャケットのアマリアは、装飾が素敵そうな室内で、ゴージャスな服装に朱赤のルージュで、眼差しは、遠くを見つめています。まさに、サウダーデを伝えたいという、思いがひしひしと感じるアルバムです。

ポルトガルの港、風景、全てが凝縮されている様なアルバムです。哀愁〜想い〜祈り〜のんびりと音楽旅行してみましょう。ポルトガルとアマリアに想いを馳せながら。

ファドの素晴らしさを知ったアルバムです。アマリアの美声・美貌すべて詰まってます。是非再リリースする時はジャケはデジカメで撮ったようなまるでまだ現役であるかの様なジャケにしてほしいなぁ。故アマリアも天国で若かり頃の繊細なジャケを見たいのでは。

本当に彼女を超えるファドは無いです。素晴らしい声です。ノックアウトです。

日本に居ながらポルトガルにトリップしちゃいます。秋の夜長におすすめです。

クリアな収録で新鮮さがありますよ。