High And The Mighty

寺島レコード・インポート第3弾！

「私がこのCDを好きな理由をまず申し上げましょう。スタンダード曲を多く演奏していますね。そのスタンダード物がいわゆるヒット・パレード物ではなく、なんというかジャズ・ファンの気持ちをくすぐるというか、要するに一曲一曲気が効いているんですよ。例えば「Hi-Lili,Hi-Ho」、「Idaho」、「The High and the Mighty」それに「Long ago and Faraway」などスタンダードの列からは一寸外れたB級、いやC、D級のアイテムなんですが、これが聴いてみると実に味わい深い真に佳曲の名にふさわしい名曲、いや銘曲なのです。」 （寺島靖国氏）

2005年の『What Happened』がピアノ・トリオ作品として大いに支持された、デンマークのドラマー、アレックス・リール・トリオの2007年新作は同メンバーによるライブ録音。タイトルの『High And The Mighty』は1954年、ジョン・ウェインが出演した同名映画のタイトルから。長年頭の中で鳴り続けていたというテーマ・ソングのメロディをいつか自分でもレコーディングしたいと思い続けていたリールの渇望がここで実現しました。ジャケ写も同映画からという思いいれようです。その他「Body And Soul」、「Shadow Of Your Smile」、そして「Smile」など極上のメロディを極上のトリオによる演奏でお届けいたします。

Alex Riel （ds）
Heine Hansen （p）
Jesper Lundgaard （b）

2005年10月15日 コペンハーゲン録音