Alessandro Galati (アレッサンドロ・ガラティ) レビュー一覧
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投稿日:2021/10/16
完成度に賛否両論あるかとは思いますが個人的には肯定派です。澤野レーベルの音楽とそれを殺さず絶妙な加減で音を作る寺島レコード。素晴らしい化学反応だと思います。
井熊 さん
投稿日:2014/05/27
ひとり、もの思いに耽りたい時など、この静けさと美しい旋律に満ちた、Alessandro Galati 「Seals」が最適なBGMになるのでは、と思います。Alessandro Galatiは、1994年にPalle Danielsson (b)、Peter Erskine (ds)という凄腕ミュージシャンと録音した「Traction Avant」で注目を集めたイタリアのピアニストです。この「Seals」は、Gabriele Evangelista (b)、Stefano Tamborrino (ds)を従えた、これもピアノトリオ作品で、2013年に録音されています。10曲中7曲がGalatiのオリジナル。ビートが効いた曲、アップテンポの曲はありません。ひたすらリリカルで、情感のこもった演奏が繰り広げられています。アルバム全体の雰囲気を象徴するかのような、美しさと切なさが感じられる1曲目「Taylor Without Scissors」。ベースソロも、この穏やかな雰囲気を乱すようなことはありません。続く2曲目、スタンダードの「Cherokee」では、淡々とした中にも、ピアノの音がキラキラと輝いて耳に届けられます。ゆったりとした川の流れを思わせるメロディに、親しみを感じる3曲目「Seals」。スローテンポながら、Galatiの華麗な指捌きにハッとする4曲目「Unpredible」。続くスタンダードの「Softly As In A Morning Sunrise」は、ドラムソロから入り、テーマがゆっくりと奏でられて、思索的に展開していきます。Galatiのアレンジ力にも感心する曲。6曲目「The Country Life」でも、リリカルなピアノに酔いしれることが出来ます。7曲目「Alien Blues」では、ちょっとしたフリー感覚が、まどろんだ気持ちに刺激を与えてくれます。切ないメロディをピアノに切々と歌わせる8曲目「Little Sophia」で、リスナーは再びまどろみの世界へ。Galatiの作曲能力にも感心することしきりです。9曲目「Casi Abstemia」は、ピアノとベースの会話が曲を進めていきます。煌めくピアノが女性、時に強く語りかけるようなベースが男性でしょうか?肩を寄せ合って通り過ぎていく恋人たちの姿が目に浮かぶようです。ラストは、スタンダードの「 So In Love」をピアノソロでしっとりと。ここで眠りに落ちていけるなら、今夜は素敵な夢を見れそうです。
hiro さん
投稿日:2012/10/23
イタリアの美しい曲と本人のオリジナルで構成されたピアノトリオ作品。アルバムのラストを飾る唯一のソロピアノ「Nuovo cinema paradiso」(ニュー・シネマ・パラダイス)では、まるでイタリア映画のワンシーンを見ている様で、ソロ作「All Alone」に収められている「Bukowsky」以来の感動でした。また「Cubicq」、「I should doubt in autumn」他の演奏も素晴らしく、ガラティの繊細で美しい内面を感じました。キース・ジャレット・ヨーロピアン・カルテットのパレ・ダニエルソン(b)、ウェザ−・リポートのピーター・アースキン(ds)、チック・コリア・エレクトリック・バンド(アコースティック・バンド)のジョン・パティトゥッチ(b)等、アルバム共演者の超ビッグネーム達が、こぞってガラティの実力に惚れ込んだと言うのもうなずけます。このトリオのベーシスト、アレス・タヴォラッツイも、イタリアを代表するトップ・ベーシストで、世界的なイタリアン・プログレッシブ・ジャズ・バンド「AREA」(アレア)のメンバーでした。このトリオ作品は、ソニースタジオで、日本を代表するエンジニア、鈴木智雄氏により録音され、2007年「スイングジャーナル」誌の録音大賞にノミネートされました。デジタル臭さと歪みを抑え、ワイドレンジで温かいアナログ的な音を敢えて創ったそうです。オーディオファンの間では、サウンドチェック用のハイクオリティCDにもなっているそうです。作品内容と高質な録音、一度に二つ楽しめるCDは中々ありません。最高傑作のピアノトリオ作品と言えます。
Sleepy Hollow さん
投稿日:2010/09/03
4曲目のブコウスキーに感動!1曲目のビル・エバンスを彷彿とさせる曲も良かったです!繊細で綺麗な曲が沢山入っていました。読書をしながら聴けるCDって滅多にないんですが、このCDはOKです。他の楽器に邪魔されず、ピアノの美しい響きだけが、時間の経過や都会の喧噪を忘れさせてくれる素晴らしい作品です。9月に来日公演があるみたいです。
O.R. さん |50代
投稿日:2010/08/17
以前買った『オール・アローン」、「キュービック」は本当にメロディが綺麗で、自分の中では5本の指に入る素晴らしい作品でした。ハズレ曲がないっていうのは、多くのCDを持っている自分にとっては、本当に稀な事で例がありません。そして先日待ちに待ったこの新作「イマジネリー」を買いました。予想を上回る素晴らしい曲の数々、完璧な内容です!何故これほどまで、美しい曲が書け、リリカルなソロを奏でられるのか・・・、彼の事をもっと知りたくなりました。ブレイクする日も近いのでは!
O.R. さん
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ありがとうございました
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