Alan Jackson

Alan Jackson (アランジャクソン) プロフィール

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カントリー・ミュージック・ブームが吹き荒れた’90年代初め、クリント・ブラックガース・ブルックス など派手なパフォーマンスを得意とした人気アーティスト達とは異なる個性で、人気を獲得していったアラン・ジャクソン。彼自身、そうした人気者達とは違うレイドバックした雰囲気とトラディショナルなサウンドを担う第一人者だと当時から密かに自負していたという。

アラン・ユージン・ジャクソンは1958年10月17日、米南部ジョージア州ニューナンに生まれた。彼の父はフォード社の自動車工場で働き、家族を養っていた。アランは5人兄弟の末っ子だった。アランはまだかなり幼い頃、姉が持っていたレコードなどを通してロックンロールやR&Bに触れ、また両親が好きだったラジオやテレビの音楽番組でゴスペルやカントリー・ミュージックに親しんでいった。またもう少し成長した頃に発見したカントリー・ミュージシャンの大物ジョージ・ジョーンズには、最も影響を受けたという。

高校に通うようになると、アランは合唱団で歌うようになり、一方では学校で知り合った女の子とデュオを結成したりした。その後、知り合った地元銀行員とまたもやデュオ結成。結婚式やパーティ、クラブでの催しに呼ばれては演奏した。さらにこの頃、初めてのバンド、「ディキシー・スティール」を結成し、アトランタ近辺のクラブなどを廻り演奏していった。そうこうするうちに、ミュージシャンを志したアラン・ジャクソンは最終的に音楽産業のメッカ、ナッシュヴィルに照準を合わせる。しかし、内心は田舎町出身の少年がいきなり一流になれるとは思ってなかったようだ。

1985年、妻のデニス・ジャクソンがシンガーのグレン・キャンベルと偶然出会ったのを機に、ナッシュビル行きを決定した。当時、旅客機の乗務員だった妻はそのために、グレン・キャンベルとコンタクトをとることとなった。グレン・キャンベルはナッシュヴィルにある彼の音楽出版社の電話番号を教えて、町に来ることがあれば電話するように、と好意を見せてくれた。ナッシュヴィルに到着したアランは着くや否や、すぐに出版社に赴き、自作のテープを聴いてもらうことにしたが、会社の人間は興味を示したものの、もっと経験を積むように、とアドヴァイスするのみだった。またこの時、アランをソングライターよりは、シンガーにしたほうがいい、という意見も出たが、仕事をすぐに与えてくれる事はなかった。昼間はナッシュヴィル・ネットワークという会社で働く一方、アランは他のソングライター達と交流を持ちながら、曲作りの技術を磨く毎日を送る。

そうこうするうちに1986年、アラン・ジャクソンは正式にグレン・キャンベル・ミュージックに入る。まもなくアラン・ジャクソンは、後に彼のプロデュースを務めることになるキース・ステゴールとチームを組み、仕事をするようになった。後にキース・ステゴールは当時を回想して、アランの書く曲をナッシュビル風に変えようとしていた自分の失敗を認めている。曰く――アランの書いた曲はナッシュヴィルのものとは違う雰囲気を持っていたが、本物であることに変わりはない。それを台無しにするなんて馬鹿げた話だ――とのこと。

オリジナル曲と本物のカントリー・サウンドを持ち、ハンサムで長身なアラン・ジャクソンにチャンスが廻ってきた。1988年、アリスタ・レコードの新しいカントリー部門が彼の才能に注目。いわば試験的ともいえる契約だったが、とにかくレコード契約にこぎつけたのだった。しかし、結果は予想を大幅に越える大反響。 デビュー・アルバムをリリースすると、その中のタイトル曲"ヒア・イン・ザ・ワールド"は幅広くリスナーに受け入れられ、彼はたちまち同レーベルの看板スターとなったのだった。

’90年代に入っても、アラン・ジャクソンはヒット・シングルを連発、数々の名作アルバムを発表しながら、現在に至る。’90年に前述のデビュー作Here In The World、’91年Don’t Rock The Jukebox、’92年A Lot About Livin’(& A Little ‘Bout Love)、’93年Honky Tonk Christmas、’94年Who I Am、’96年にEverything I Love、’98年High Mileageをリリース。また、ベスト盤としてGreatest Hits Collection、 Super Hitsがある。

最新作は’99年発表Under The Influence。偉大なるカントリー・ミュージックのソングライター達に敬意を表しながら名曲をとりあげ、滋味溢れる歌を聴かせた秀作である。

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