Partimpim Dois -E Show!

アドリアーナ･カルカニョットが「パルチンピン」の変名で
インファンチル (子供向けカルチャー･ミュージック)を演じるプロジェクト･シリーズから、ライブDVDパート2が登場！

デカ眼マスク姿をトレードマークに､2004年「PARTIMPIM」を名乗り、突如子供向けのアルバムを変名リリース。新たな才能でブラジル・ファンのド肝を抜いた天才アドリアーナ・カルカニョート。パルチンピンとしてのセカンド作発表後、2010年5月にリオ･デ･ジャネイロで開催された「パルチンピン２：ショー」の模様を収録した待望のセカンド･ライブDVDがリリース｡
パルチンピンとしてのファースト･ライブDVD(2005年)の只ならぬ衝撃を､さらに昇華させたファンタジックなステージが今作も充満｡「パルチンピン」のオリジナルからカエターノ(M8)、ジョアン･ジルベルト（M1O)など､2009年スタジオ作のレパートリーを中心に､初披露する曲を含む全18曲｡マジカルでファンシーなライブ構成、そして音響系やエレクトロニカ辺りまでを消化した確信犯的サウンド・プロダクツは､まさにアドリアーナ･ワールド全開のパフォーマンス。まじめにクダけた感じが､逆にお洒落でハマってしまうから面白い｡ ラスト4曲は､ビデオ･クリップでのトラック｡インファンチルならではの微笑ましいポップ･アート的映像美とサウンドが､ライブとはまた違った魅力を湛える｡エグベルト･ジスモンチの十八番としても知られるエイトール･ヴィラ･ロボスの名曲M21「O Trenzinho Do Caipira」のパルチンピン風アップデートが特に印象的｡
子供向け企画以上にとしてだけでなく、純粋にMPBファンの愉しみとしても完成された逸品｡シンプルにアドリアーナ・カルカニョートという音楽家の底知れぬセンスには､改めて驚かされる｡