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ALTIMA発足の芽生えは、2010年9月下旬にまで遡ることができる。後にALTIMAのリーダーとなるm.o.v.eのmotsu(MOTSU)が、レーベルの壁を超え、かねてから音楽的なアプローチで強烈なシンパシーを感じ続けていたfripSideのキーボード/サウンド・プロデューサーであるsat(SAT)に対して、積極的にコンタクトを取り続けたことがすべての始まりだった。その後、アルバム『H.O.T.D』でメジャー・デビューを果たしたばかりの新人シンガーだった黒崎真音(MAON)に〈まだ見ぬ可能性〉を感じたmotsuは、黒崎のレーベルメイトであるsatを通じて接触。この〈世代を超えた新しいミュージシャン同士の交流〉に彼女を招き入れる。
アニソン・シーンの〈ネクスト・ジェネレーション〉を象徴するアーティストの一人として活動の幅を広げているMAON。唯一無二のサウンドプロデュースセンスで圧倒的な存在感を持つSAT。孤高のラップスキルとパフォーマンスが、J-POP/J-HIPHOPシーンのみならずアニメ、車、海外、動画サイト等ジャンルとエリアの枠を超えて注目され続けているMOTSU。フィールドは違えど、常に積極的な活動を続けていた3人が出会い、交流を深めていったのは必然だったのかも知れない。
そんな彼らが、本格的な音楽活動へと歩みを進めることになるには、2011年の夏まで待たなければならない。satの元にTVアニメ『灼眼のシャナ』第三期ED主題歌制作の依頼が舞い込む事となったのだ。
SATが『灼眼のシャナ』の主題歌としてイメージしたのは、MOTSU、MAON、そしてSATの3人で生み出す、まったく新しいデジタル・ポップ・サウンドだった。そして、SATが3人の為に書き下ろしたデモをメンバーに披露したことで、状況が一変。音楽的な方向性が瞬く間に定まり、その勢いのまま3人はレコーディング・セッションへと雪崩込むことになった。その時のデモが、後に「I’ll believe」へと結実することになる。そしてMOTSUが「ずっと温めていた」と語る「ALTIMA」の名を授けたことで、MOTSU、SAT、そしてMAONによる〈次世代音楽プロジェクト〉が正式に誕生したのである。
そして。アニメの公開に先駆けて、さいたまスーパーアリーナで行われた『Animelo Summer Live 2011rainbow』のシークレット・ゲストとして、約2万6000人の前で衝撃的なパフォーマンスを披露しステージ・デビュー……現在に至る。2010年代のJ-POPシーン、そしてアニソン・シーンを象徴する、強く・美しく・しなやかなトライアングル=ALTIMA。シーンに進化と革命をもたらす、真実の実力派ユニットが遂に動き出した。
(メーカー資料より)
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