ベックの統合失調症の認知療法 認知療法シリーズ

A.T.ベック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784753311330
ISBN 10 : 4753311333
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
433p;22

内容詳細

本書は膨大な研究をもとにした統合失調症の概観に始まり、(1)症状(妄想、幻覚、思考障害、陰性症状)について認知的概念化を含めた理解を進めること、(2)症候学的理解と臨床経験とに基づいた認知的アセスメントと治療の提案をすること、(3)生物学的研究と心理学的側面に関する研究とを統合した統合認知モデルを提示すること、の3つを柱に構成される。本書はベック認知療法の集大成である。認知行動療法のエッセンスを統合失調症の治療で生かすときの重要な知見が多く紹介され、保健や医療、福祉に携わる多くの人の役に立つであろう。

目次 : 統合失調症とは/ 生物学的な要因/ 妄想の認知的概念化/ 幻聴の認知的概念化/ 陰性症状の認知的概念化/ 形式的思考障害の認知的概念化/ アセスメント/ 関係づくりと治療関係の促進/ 妄想の認知的アセスメントと治療/ 幻聴の認知的アセスメントと治療/ 陰性症状の認知的アセスメントと治療/ 形式的思考障害の認知的アセスメントと治療/ 認知漁法と薬物療法/ 統合失調症の統合認知モデル/ 付録

【著者紹介】
アーロン・T・ベック : 医学博士。ペンシルベニア大学精神医学科名誉教授。フィラデルフィアのBeck Institute for Cognitive Therapy所長。1960年代前半、ペンシルベニア大学で精神科医として働いていたときに認知療法を開発。500本以上の論文と19冊の著作を発表し、世界中で講義を行ってきた。「アメリカのノーベル賞」と呼ばれるラスカー臨床医学研究賞をはじめ、科学専門機関から数々の賞を受賞している

ニール・A・レクター : 博士。トロントのSunnybrook Health Sciences Centre精神医学科研究責任者。トロント大学精神医学部准教授。Academy of Cognitive Therapyの設立特別研究員であり、認知療法の専門誌数誌の編集委員を務める。Canadian Institutes of Health Research and Social SciencesとHumanities Research Council of Canadaが資金提供する認知メカニズムと精神疾患の認知療法に関する研究の研究員でもある。認知療法の実践に加え、認知療法家の訓練とスーパーバイズにも携わる

ニール・ストーラー : 医学博士。フィラデルフィア地域のProject Transitionにおける精神病治療特別プロジェクトの医療責任者兼認知療法責任者。Creative Health ServicesとPenn Behavioral Healthの精神医学顧問。ペンシルベニア大学精神病理研究学科および統合失調症研究センターの研究員であり、臨床実践も行う。Academy of Cognitive Therapyの設立特別研究員。米国、中国、ブラジルで統合失調症の認知療法に関する講義を行っている

ポール・グラント : 博士。ペンシルベニア大学精神医学部精神病理研究学科の統合失調症研究責任者兼研究員。専門分野は陽性・陰性症状の認知的精神病理学的モデルおよび統合失調症の認知療法。いくつか専門誌掲載論文と共著書がある

大野裕 : 1950年愛媛県に生まれる。1978年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部精神神経科学教室へ勤務。精神医学、精神療法学専攻。1985年‐1988年コーネル大学医学部留学。1988年ペンシルバニア大学医学部留学。1989年学位取得。2002年慶應義塾大学教授(保健管理センター)。2011年国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。大野裕研究所所長、認知行動療法研修開発センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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