ノルウェー軍音楽隊ということで、勇ましい音色を想像していたが、意外にもクラシカルで少々肩すかしを食った感じだ。
(もちろん良い意味で。)
その要因として考えられる事は、金管よりもむしろ木管に主体をおいているのではないかと思われるアレンジやミックスであろう。
もちろん派手なシンバルやスネアを連打という行進曲もあることはあるが、シンフォニック及び室内楽風なアレンジの曲と交互にバランスよく配置されている。
音楽隊は一流オケに引けを取らないテクニックを有し、そこへスコラ・カントールムの澄み切った合唱が絡むと天国的な空間が出現し、至福の時を過ごす事が出来る。
フォーマットは【5.1 DTS HD MA 24/192kHz】で聴いてみた。
サラウンドは全体を包み込む様なサウンドで、ホールトーンも美しく後ろからも結構な音量が聴こえてくる。
音質は洗練度もここに極まれりと言ったノルディックサウンドで一切の濁りのない純音響を捉える事に成功している。
さすがにPure Audio Blu-ray の提唱メーカーであり、その技術は最先端を行っていると断言出来るだろう。
収録フォーマットもBlu-ray, SACD Hybrid, FLAC, mp3, と多岐に渡りこれでもかと言わんばかりのサービス度である。
常に驚きを与えてくれるレーベルである。