心星ひとつ みをつくし料理帖 ハルキ文庫

田郁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758435840
ISBN 10 : 4758435847
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
追加情報
:
16cm,297p

商品説明

酷暑を過ぎた葉月のある午後、翁屋の楼主伝右衛門がつる家を訪れた。伝右衛門の口から語られたのは、手を貸すので吉原にて天満一兆庵を再建しないか、との話だった。一方、登龍楼の采女宗馬からも、神田須田町の登龍楼を、居抜きで売るのでつる家として移って来ないか、との話が届いていた。登龍楼で奉公をしている、ふきの弟健坊もその店に移して構わないとの事に、それぞれが思い揺れていた。つる家の料理人として岐路に立たされた澪は、決断を迫られる事に――(第二話「天つ瑞風」より)。野江との再会、小松原との恋の行方は!? 「みをつくし料理帖」シリーズ史上もっとも大きな転機となる、待望の第六弾!!

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    みをつくし料理帳シリーズ第六弾。物語が大きな転機を迎えます。様々な人々の思惑や、火の取扱いが制限されても前向きな屈しない努力で乗り越える澪達が素晴らしい。襖越しに言葉を交わす澪と野江。注目の場面は多数ですが、やはり本巻は最終章の「心星ひとつ」でしょう。小松原もとい小野寺の妹、早帆の尽力で澪と小野寺の縁組が進む。早帆と里津のもとから飛び出してしまう澪。小野寺の言葉で一度は心を決めた澪だが、最後に自分の心星を見つける。これからの展開が気になりすぎる。里津の余命も長くはない。源斉先生の気持ち。次巻を読まねば。

  • kishikan さん

    起承転結の「転」にあたるのでしょうか、6巻めにしてこれまでの重い問題が、一気に澪に降りかかります。幼なじみ野江さんの見受け、世話になった天満一兆庵の再興、小松原との恋、「つる屋」で客の顔の見える料理をつくり続ける澪が、どれかを選ばねばならず苦悩する姿に、皆がやきもきするでしょう。小松原の「ともに生きるならば、下がり眉が良い」という言葉には男の僕でさえぐっときましたが、そのあとはちょっと見えていた展開だったかな・・。でも料理人澪は、迷うことない道しるべとなる「心星」をきっと見つけるのでしょう。結末や如何に?

  • hiro さん

    みをつくし料理帖シリーズの第6弾。最近種市の「こいつぁいけねぇ。」があまり出なくなり、澪が「つる家」の新しい料理を考えるよりも、「天満一兆庵」を再建できるか、野江を身請けできるか、また小松原と結ばれるかと、「つる家」から澪がどのように巣立っていくのかに物語の中心が移ったようだ。第5弾から出てきた小松原の妹早帆は、やはり二人の愛のキューピットだったが、一度決心した澪も料理を捨てて、簡単に小松原との恋に走れそうもない。でも当然、最後は「三方よし」のラストを作者は用意してるでしょうね。第7弾が待てねぇよぅ。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    友に誓った道があり、主家再興の道もある、思いもかけぬ後押しに奇跡と開ける道もある おのれ一人の幸せならば、おのずと道は定まるが、皆の気持ちを斟酌し「思案投首」下がり眉 選べる道がひとつなら、いつも変わらず中天に輝く標(しるべ)の心星を、手本に想い顧みて、変わらぬ心に従えと諭す源斉よい男  なんか「昼ドラ」風になってきましたねぇ(笑) <(^_^;

  • zero1 さん

    怒涛の展開!第六弾。芳に後添いの話が。澪は柳吾から料理人の矜持を厳しく問われる。出店の話二つ。吉原で天満一兆庵を再建?神田でつる家?野江と再会。天神橋見て澪は泣く。誓いの蛤は?小火騒動で火が使えず客が離れる。苦境の澪はおりょうがヒントをくれた「お手軽」で反撃。与えられた場所で最善を尽くす!早帆の再登場で澪に人生の決断が。源斉に言いたい!自分に素直であれ!貴様の心星はどこにある!この巻から「瓦版」が登場(後述)。シリーズはここからロングスパートか?「夏天の虹」に続く。

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人物・団体紹介

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田郁

兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒。1993年、集英社レディスコミック誌『YOU』にて漫画原作者(ペンネーム・川富士立夏)としてデビュー。2008年、小説家としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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