*新ウィーン楽派オムニバス* レビュー一覧
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投稿日:2022/12/23
アンタル・ドラティ指揮、ロンドン交響楽団演奏で収録されたこのCDは、新ウィーン楽派の作品を集めたもの。 即ち、シェーンベルク、ウェーベルン、ベルクの3人の作品を集めたもので、それぞれの作品の中でも比較的よく知られた作品を収録している。 ドラティの演奏はなかなか素晴らしく、細部までよく手の入った演奏で、密度の高い演奏。 マーキュリーの録音の良さもあり、最初から最後まで聴き入ってしまう。 ドラティとロンドン交響楽団の名演の一つと言えるだろう。
レインボー さん
投稿日:2021/08/17
以下は最新リマスターによるシングルレイヤーSACD盤のレヴューです。 国内盤にしては珍しく一か月近くも発売延期になっていてやきもきさせられましたが、ようやく予告の発売日の前日に届きました。初期LP盤4枚組を購入して以来45年間(!)にCD化、そして一部エソテリックによるハイブリッドSACD化などを経て、ようやくカラヤン先生がモニター室で聴き、最終OKを出した音に近いものが聴こえてくるのではないかというレベルの音響に達したのではないかと考えます。演奏内容の凄さ、素晴らしさについては、他のレヴュー諸氏が書かれている通りですし、初出LPから今回のSACDにもそのまま転載されている柴田南雄先生による素晴らしい解説(これこそ本当の「ライナーノート」。昨今の、欧文も含めてとてもライナーノートとは呼べない類の貧相な「解説」とは比較を絶しております)の通りでありまして、今更なにも付け加えることもないですから、音質について申し上げます。従来のCD時代には総奏では団子状の音隗となってしまって聴こえなかった繊細な音の重なりが、SACD化によって綺麗にほぐされて聴き取れます。初期LPでも当時の再生装置の限界でやはり聴き取れなくて欲求不満であった部分がかなり解消されております。とくにペレアスの素晴らしさは筆舌に尽くし難いです。カラヤン先生が聴かせたかった音・・・それはこういう風だったんだと改めて思います。浄夜がエソテリックSACDで発売されたときもその素晴らしさに驚き、同時になんでペレアスをSACD化してくれないのだ?と不満でしたが、それも今回解消。浄夜に関しては、Dレンジの広大さなど、もちろん今回のSACD化も優れていますが、音そのものの華麗さ・豊麗さはほんの僅かですが、エソテリック盤の方が優位にあるような気がします。ポリーニのベートーヴェン後期などにおいても、この一連のユニヴァーサルSACDよりも音そのものの官能性というか豊かさはエソテリックに分があるような気がしますが、当然再生装置や環境の違いによって、私とまるで反対の感想を持つ方もいらっしゃるでしょうから、いずれにせよ、45年前の初出LPより少ない出費で(貨幣価値の変動を考慮すればさらに遥かに安価で)これだけの体験ができるのですから、ぜひLP・CD等すでにお持ちの方も、購入はご一考に値すると考えます。
John Cleese さん
投稿日:2021/07/17
新ウィーン楽派と言えばカラヤンやブーレーズの演奏が頭に浮かびますが、ラトルの棒もなかなか冴えわたっています。例えば「グレの歌」は、緻密で知的。それでいて冷たさを感じない、盛り上がるところはしっかり盛り上がる、彼らしい十分に楽しめるものでした。
困ったお父さん さん
投稿日:2021/03/11
現代、近代に強いラトルらしい明解な演奏。お勧めです。
ノエル さん
投稿日:2021/02/24
このCDの解説書にも書かれているように、まさに画期的なアルバム! 私はLP4枚組時代から愛聴しており、もちろんCDも持っている。 やはりCDの方が聴きやすいが、シェーンベルクのペレアスだけはLPの方が味がある。 あくまでも個人的な見解だが…。
マンボウ さん |50代
投稿日:2015/04/05
ドキュメントとしての価値以上に演奏そのものがいずれも共感にあふれていて素晴らしい。フリッチャイによる室内交響曲の演奏など、鬼気迫るものがある。繰り返し聴いています。
Stuemper さん
投稿日:2010/11/06
研ぎ澄まされた感性に裏付けられた、美学的法則があって、書かれた楽譜を対象として解釈するというよりも、この美学的な法則が実現されているというような印象を抱きます。指揮者によって完全に統率された圧倒的な音楽、テオリア。このCDは、稀に見る、指揮者とオーケストラと録音技術のカップリングが最も巧く行った例だと思います。
dalinotumeato さん
投稿日:2009/09/27
カラヤンは、バロック音楽から近現代音楽に至るまで、膨大なレパートリーを誇り、数々の名盤を遺したが、その中でも、最高峰に位置づけられる録音の一つが、この新ウィーン楽派管弦楽曲集ということになるであろう。新ウィーン楽派と言えば、どうしても取っ付き難いイメージがあるが、カラヤンならではの解り易いアプローチによって、そうしたイメージを覆すことに成功したのが素晴らしい。カラヤンの圧倒的な統率力とベルリン・フィルの卓越した合奏力、全盛時代の双方がガプリ四つに組んだ本演奏こそ、当該曲集の史上最高の名演と言っても過言ではあるまい。カラヤン得意の優美なレガートも見事に決まっており、特に、シェーンベルクの浄夜など、この世のものとは思えないほどの美しさだ。これだけの名演だけに、最近では、当該曲集から3曲を選んでSACD化したESOTERICが発売され、音質はそれが最高だが、やはり、当該曲集の全体を聴くには、SHM−CD化された本曲集がベストと言うことになるだろう。
つよしくん さん |40代
投稿日:2009/07/18
作品番号のついていない曲まで網羅した貴重な作品集.特にウェーベルンらの作品を集めた2枚目が良い.ところで右チャンネル優位に終止グジュグジュというきわめて耳障りなバックグラウンドノイズがはいっている.明らかに録音時またはマスタリング時に電気的に混入したノイズのようだ.曲が曲だけに鑑賞の妨げになること著しい.デジタル録音初期のハードウエアの不具合なんでしょうけど一言あってしかるべきではべきでは?>コロンビアさん.
drrob さん
投稿日:2009/03/20
この演奏を耽美的と言う評論家が多くいますが、歴史上最も知的な音楽的結晶と言うべきではないでしょうか。スコアを見るとこの演奏の凄さがわかります。ウェーベルンのパッサカリアを聴くと、創造とは何か、連なる音の意味とは何か、響きとは何か、といった根源的な問いとその答えに近づく震えるような感動を覚えます。LP以来、私にとって別格の畏敬に値する録音です。
ミケランジェリ/けんた さん
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ありがとうございました
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