CD 輸入盤

管弦楽名曲集 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、ウィーン・フィル

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GS2030
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

GRAND SLAM
フルトヴェングラー・シリーズ第20弾

音質、演奏の優れた序曲、管弦楽曲を一枚に凝縮!

制作者より
今回はテープ録音期の中でも、演奏、録音ともに優れた序曲、管弦楽曲を1枚にまとめました。たとえば、「レオノーレ」序曲第2番はすでに市販されているCDの中にはマスター・テープの劣化によりゴースト(テープの転写により、あとの音がかすかに聴こえる現象)が生じています。特にこの「レオノーレ」第2番は序奏部にフルトヴェングラー独特の長い間があり、そのような箇所でのゴーストはかなり気になります。さすがに録音されて日が浅いうちにカッティングされた初期LPにはこのような瑕疵はなく、それから復刻したCDですと演奏を心ゆくまで堪能出来ます。その他の曲目も、初期LP独特の目の覚めるような新鮮な音質で蘇ります。なお、HMV(EMI)のシリーズは従来通りイギリスの初出盤を音源として使用しています。

お知らせ!
フルトヴェングラー夫人より、より、GRAND SLAMのフルトヴェングラー・シリーズに対して感謝のお便りをちょうだいしました。以下が全文です(原文は英文)。

2008年7月4日、クララン
平林 直哉様

私の夫が指揮したCDを18枚送っていただき、喜びで一杯です。本当にありがとうございました。これらは非常に素晴らしく、私は何時間も聴き入りました。聴き終えて私は筆をとりました。フルトヴェングラーの愛好家にこのCDのことを話せば、彼らは我が家に聴きに来るでしょう。あなたのお仕事は立派であり、私はあなたがフルトヴェングラーのことを理解なさっていると感じます。私は本当にこれらのCDを気に入りました。もう一度感謝の言葉を捧げます。

敬具
エリザベート・フルトヴェングラー 

解説書の内容
制作者による、たいへん興味深い詳細な制作手記を掲載します。また、珍しいプログラム、写真も併せて掲載します。毎回、音だけではなく、充実した解説がこのシリーズの特色でもあります。(平林 直哉)

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
@『レオノーレ』序曲第2番
A歌劇『フィデリオ』序曲

カール・マリア・フォン・ウェーバー:
B歌劇『魔弾の射手』序曲
C歌劇『オイリアンテ』序曲

フランツ・シューベルト:
D劇音楽『ロザムンデ』序曲

ロベルト・シューマン:
E劇音楽『マンフレッド』序曲

ベドルジハ・スメタナ:
F交響詩『モルダウ』

 @ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 A−Fウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮

 録音:
 @1954年4月4、5日、ベルリン高等音楽院
 A1953年10月13〜17日、B1954年3月5、6日、C1954年3月6日、
 D1951年1月17日、EF1951年1月24日、
 以上、ウィーン、ムジークフェラインザール

使用音源:@英HMV ALP 1324、A英HMV ALP 1130、BC英EMI XLP 30090、D英EMI XLP 30097、EF英HMV BLP 1009

*おことわり:LPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。

収録曲   

  • 01. レビューに記載

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
5
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
昔、交響曲のLPの余白に入っていて耳にした...

投稿日:2012/04/11 (水)

昔、交響曲のLPの余白に入っていて耳にしたものが多いが、今こうして並べて聴いてみると、それぞれの曲自体が、巨匠の手によって、小宇宙、ないしは小さいながらの独立した高等生命体として表現されているように思われる。そのぐらいスケールが大きく劇的、思索的だ。そう感じるのも曲の配列の工夫が大きいと思う。LPらしく針音もあり、曲によってはLP復刻より最近のリマスター音源の方が良いと思えるものがあるのは否めないが、晩年のEMIのフルトヴェングラーの管弦楽曲集のCDは意外と多くなく、ユニークな一枚だ。

eroicka さん | 不明 | 不明

0
★
★
★
★
★
殆どがすでにフルトヴェングラーを代表する...

投稿日:2010/07/25 (日)

殆どがすでにフルトヴェングラーを代表する名演として聴き慣れた曲のはずなのに、このCDを聞いた時の充実感はどこからくるのだろうか。ともすればこのCDに収録されている曲は、大曲の添え物的に扱われることが多い。しかし、このように1枚のCDにまとめられると、フルトヴェングラーの演奏は、ここに収録されている曲が序曲・小品である、ことを忘れさせるほど巨大で感動的であることがよりはっきりする。曲によって多少の差はあるにしても、復刻によって蘇った音質は相変わらず素晴らしい。以前にも他の曲のレビューで書いたが、特にグランドスラム盤で復刻された録音に不自然さがないので、かってLPなどで聴いたときの感動が、演奏のイメージが変わることなくより鮮明に蘇ってくることがぼくには何よりうれしい。それにしても、少なくともぼくはマイナーな曲だと思っていた「レオノーレ第2番」や「オイリアンテ序曲」がこんなにすごい曲だったとは・・・。

ちょうさん さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
決して聴かせどころのツボを心得た巧さを感...

投稿日:2010/05/12 (水)

決して聴かせどころのツボを心得た巧さを感じる演奏ではない。小品集でも、こうした名演を聴かせたカラヤンとは大違いである。しかしながら、一聴すると不器用にも思える演奏内容の何と言う深さ。フルトヴェングラーは、これらの小品に対して、一大交響曲を演奏するかのような姿勢でアプローチしていると言える。したがって、楽曲によっては重々しくなったりするなど、正に、「鶏を割くに牛刀を用ふ」の例えが符合するような演奏になっているが、逆説的に言えば、小品をこれほどまでにドラマティックに演奏し、そして、その核心に迫るような堀の深い演奏を行った例は空前にして絶後と言っても過言ではないであろう。もしかしたら、大曲よりも、こうした小品にこそ、フルトヴェングラーとカラヤンのアプローチの大きな違いがあらわれているのかもしれない。ここで言っておきたいのは、両者に一概には優劣をつけられないということ。両者ともに、異なったアプローチによって、それぞれに抜群の名演を行ったのだから、あとは好みの問題にすぎないと思うからである。グランドスラム盤ならではの復刻音質はいつもながら見事であり、フルトヴェングラーの名演を良質な音で聴くことができる喜びを大いに噛みしめたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

3

 オムニバス(管弦楽)に関連するトピックス

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品