モーツァルト：ホルン協奏曲第３番、ブラウンフェルス、他　ブレイン、ヴァント＆ケルン放送交響楽団、他（ヴァント・エディション第１７集）

ギュンター・ヴァント・エディション Vol.17
音質優秀！放送用セッション録音
天才デニス・ブレインとギュンター・ヴァント
モーツァルトのホルン協奏曲！

ベイルド以外の録音は放送用のセッション録音というだけあり、音質も高水準で、特にモーツァルトの美音したたるブレインとの共演は品格あふれる逸品です。
　拾いものはデッカ頽廃録音シリーズの『鳥』で有名なヴァルター・ブラウンフェルス[1882−1954]。ロマン主義の伝統を尊重した「内省的とは極めて対照的に効果的で劇的な手法」（ニューグローブ音楽事典 1994）と評される作風だけあり、リヒャルト・シュトラウスの交響詩ばりに、ひたすら盛り上がる曲調が爽快ですらあります。ヴァントも絶好調の激しさです。
　タデウシュ・ベイルド[1928−1981]はポーランドの重要作曲家で、この『4つの対話』が代表作といえるもの、「彼の主眼は強烈であふれるばかりの音の美しさなのである」と前掲のニューグローブ音楽事典 1994で取り上げられている名曲。多彩なプログラムがたいへん魅力的な一枚でございます。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ブラウンフェルス：エクトル・ベルリオーズの主題による幻影

　ケルン放送交響楽団
　ギュンター・ヴァント（指揮）

　録音時期：1953年12月
　録音方式：モノラル（放送用セッション）

・モーツァルト：ホルン協奏曲第3番変ホ長調K 447

　デニス・ブレイン（ホルン）
　ケルン放送交響楽団
　ギュンター・ヴァント（指揮）

　録音時期：1951年1月
　録音方式：モノラル（放送用セッション）

・ベイルド：オーボエと管弦楽のための4つの対話(1964)

　ローター・ファーバー（オーボエ）
　バイエルン放送交響楽団
　ギュンター・ヴァント（指揮）

　録音：1968年2月
　録音方式：ステレオ（ライヴ）