CD

マーラー:交響曲第1番『巨人』、ハイドン:『ロンドン』、バルトーク:『中国の不思議な役人』組曲、他 ドラティ&読売日本響(1982ステレオ)(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
YASCD1005
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


『巨人』『ロンドン』『中国の不思議な役人』ほか(2CD)
アンタル・ドラティ&読売日本交響楽団
1982年3月公演の全録音をCD化!


読響アーカイヴ・シリーズにアンタル・ドラティ[1906-1988]が登場。ハンガリー生まれで、コダーイやバルトークに師事し、作曲家としても活躍した名指揮者のドラティは、さまざまなレーベルにレコーディングをおこないました。それらはセッション録音ということもあってか、楽譜尊重という基本ラインを維持しながらも迫力ある演奏に仕上がっており、高い評価を得たアルバムを数多く生み出すことに繋がりました。
 実演でのドラティは自由度も高くなり、レコーディング・セッションでの姿とはまた違った魅力を示してくれるケースも多かったようです。
 ヴァイトブリック・レーベルからリリースされたベルリン・ドイツ交響楽団とのマーラーの交響曲第9番では、昔のフィルハーモニーでのライヴ録音というあまり良くないサウンド条件の中で、過度な抒情や感傷に陥ることなく、音楽を生き生きと自在なテンポ感覚でパワフルに描きだしていました。
 今回は同じマーラーでも初期の第1番ということで、ドラティのそうしたスタイルとの相性も良さそうです。組み合わせはハイドンにバルトークにブラームスという盛りだくさんな内容なのも嬉しいところです。
 ハイドンが3曲もあるのは、交響曲全集LP売上の好調さもあって権威と目されていたドラティならではで、『ロンドン交響曲』、『無人島』序曲、そして夫人アルペンハイムのソロによるピアノ協奏曲という3つのスタイルの作品を楽しむことができます。
 恩師バルトークの凶暴傑作『中国の不思議な役人』は、デトロイト響との1983年のスタジオ盤で完璧なサウンドを聴かせていただけに、ここではライヴの勢いに期待したいところです。
 ブラームスのハイドン変奏曲はマーキュリーにロンドン響とセッション録音をおこなっていましたが、そこでの演奏時間は17分36秒、今回の演奏時間は19分55秒もかかった晩年の実演ということで、解釈の変化なども気になるところです。(HMV)

【収録情報】
1. ハイドン:歌劇『無人島』序曲 [9:49]
2. ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』 [9:46 / 9:18 / 5:29 / 6:50]
3. ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a [19:55]
4. バルトーク:『中国の不思議な役人』組曲 [18:41]
5. ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII-11 [7:17 / 6:56 / 4:15]
6. マーラー:交響曲第1番二長調『巨人』 [16:30 / 8:47 / 10:44 / 20:12]

 イルゼ・フォン・アルペンハイム(ピアノ:5)
 読売日本交響楽団
 アンタル・ドラティ(指揮)

 録音時期:1982年3月13日(1-4)、3月18日(5,6)
 録音場所:東京文化会館(1-4 第183回定期演奏会)、東京厚生年金会館(5,6 第188回名曲シリーズ)
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
 サウンド・マスタリング:WEITBLICK

内容詳細

ドラティが1982年に読売日響へ客演した際の、二つの演奏会の模様を収録したもの。選曲がいかにもこの指揮者らしい。当時のオケは上手とは言えぬが、ゆったりしたテンポのマーラー、激烈なバルトーク、安定した巧味を感じさせるハイドンなど、聴きどころは多い。ハイドンのソロは奥様。(教)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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CDのプレイボタンを押しヘッドフォンで集...

投稿日:2014/06/05 (木)

CDのプレイボタンを押しヘッドフォンで集中して聞く最初のハイドンでのオケのクオリティにびっくり(現時点の同じオケとは比較にならないほど)。音程、響きの薄さなど隔世の感・・・。 ところが・・・バルトークになると驚くべき集中力と充実した響きで前半とは別のオケのように血肉の入った演奏に驚き。元来のバレエ音楽としての情景やストーリーが引き締まった響きの中に浮かび上がる。この演奏だけでもこの音源の価値は認めざるを得ない。評価はマンダリンに対して!

まめ さん | 東京都 | 不明

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