色いろ花骨牌 小学館文庫

黒鉄ヒロシ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061581
ISBN 10 : 4094061584
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
追加情報
:
267p;15

内容詳細

四十数年前、赤坂に「乃なみ」という旅館があった。そこに夜な夜なメンバーが集まり、始まるのは、麻雀、花札、カード。だが中心はあくまでも座談の楽しさにあった。吉行淳之介さん曰く、「ま、気取って言えばサロンのようなものですな」。高名な作家・俳優・芸術家たちの中に、ある日、まだ二十代の青年が加わった。今は亡き、個性溢れる人々との交流を生き生きと描いた超面白エッセイ集。主役は九人。吉行淳之介・阿佐田哲也・尾上辰之助(初代)・芦田伸介・園山俊二・柴田錬三郎・秋山庄太郎・近藤啓太郎・生島治郎、ほかに脇役たちも多士済済。交遊録の名品、初文庫化。

目次 : 雨―吉行淳之介さん/ 月―阿佐田哲也さん/ 桜―尾上辰之助さん(初代)/ 松―芦田伸介さん/ 菊―園山俊二さん/ 桐―柴田錬三郎さん/ 牡丹―秋山庄太郎さん/ 菖蒲―近藤啓太郎さん/ 萩―生島治郎さん

【著者紹介】
黒鉄ヒロシ : 1945年高知県生まれ。主な作品に『新選組』(文春漫画賞)、『坂本龍馬』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)、『赤兵衛』(小学館漫画賞審査委員特別賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    赤坂にある旅館「乃なみ」につどってマージャyンなどをやっていた人々との交友録というか人物評などをひょうひょうとした筆致で黒鉄さんがものにしておられます。その人物が錚々たる人々で、吉行淳之介、阿佐田哲也、芦田伸介などなど9人の高名な人々の素顔が書かれている感じです。黒鉄さんの書く漫画と同じでその人物の特徴をよくとられられています。

  • 犬養三千代 さん

    赤坂「乃なみ」に集うギャンブラーたちの交友録。花札の絵柄の中に人物か描かれている。吉行淳之介、阿佐田哲也!尾上辰之助(初代)芦田伸介、園山俊二、柴田錬三郎、秋山庄太郎、近藤啓太郎、生島治郎。 黒鉄ヒロシという絶妙、軽快なセンスの良い文章に脱帽。 阿佐田哲也がナルコプラシー発作を持っていてのは知らなかった。 笑える噺満載。その底流には有り余る人間愛と観察眼がある。 骨牌をカルタと読ませる。故人に合掌。

  • みや さん

    吉行淳之介、柴田錬三郎、芦田伸介など錚錚たる面々(いずれも故人)との交遊エッセイ。豪放磊落で粋なエピソードの数々が軽妙洒脱に描かれ、「ホンモノ」の凄みが浮き彫りに。小者を自称する著者も「ホンモノ」の機微にたっぷりと触れてきたことにより、今やかつての彼らと並ぶ大御所のポジションなのでは。ともあれ、いくら湿り気を排除しても、親しく交わった者との死別のくだりは著者の意に反してホロリとさせられた。

  • モモンガ さん

    無頼な雰囲気

  • みつひめ さん

    『文庫本千穐楽』のお題本。初読した時に、え、それは読まねば❗️と思い、古書で入手したのだけれど、すっかり忘れて積読になっていたのを、最近発掘。読まねばと思ったのは、辰之助さんが取り上げられていて、それがとても良いとツボちゃんが書いていたからなのだった。読んだら、なんと、松緑じーちゃんも登場するではないか‼️ これがまた、黒鉄さんみたいな付き合い方をした人じゃなければ見えないお話で、胸熱になる。それ以外も、吉行淳之介をはじめとする華麗なる文壇の重鎮たちの別の一面が描かれていて、楽しい。

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人物・団体紹介

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黒鉄ヒロシ

1945年、高知県生まれ。漫画家。1968年『山賊の唄が聞こえる』でデビュー。1997年『新選組』で第43回文藝春秋漫画賞、「マンガ日本の古典」全32巻の著者の一人(第26巻『葉隠』)として第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、1998年『坂本龍馬』で第2回同部門大賞、2002年『赤兵衛』で第4

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