島のエアライン 上

黒木亮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620108353
ISBN 10 : 4620108359
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
325p;20

内容詳細

天草ゆかりの知事の強力なリーダーシップで、地元の夢・天草空港は実現に向け、動き始める。議会の反対派、一部地権者などを数年がかりで説得し、建設工事が始まるが、予定される路線の厳しい採算性とおりからの航空不況で、就航する航空会社が見つからない。熊本県庁は「7人のサムライ」を投入し、独自の航空会社立ち上げへと舵を切る。果たして「島のエアライン」は、国の審査に合格し、九州の空へ飛び立つことができるのか!?

【著者紹介】
黒木亮 : 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンスなどを手がける。2000年、国際協調融資の攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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天草エアラインの就航までが本書の上巻と、...

投稿日:2021/03/01 (月)

天草エアラインの就航までが本書の上巻と、下巻の2冊にわたって描かれている。空港実務や空港行政についての解説的な記述も多く、スラスラと読み進められたが、事前知識のある方には冗長にもうつるかもしれない。素晴らしい一冊ではあったが、筆者の魅力はやはり金融で最も発揮されるということも事実であるように感じられた。

ai さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。黒木 亮は、新作中心に読んでいる作家です。タイトルから、こじんまりとほのぼのとした話かと思いきや、細川元首相や西武の堤元オーナー等も登場するグローバルな地方経済ノンフィクションです。予想以上の面白さで上巻一気読み、続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。

  • hiro さん

    熊本・天草の「島のエアライン」立ち上げという実話を関係者は実名のまま小説化した異色の作品。そのため、西武の堤義明、知事の細川護熙、そして久米宏まで実名で登場する。この上巻は、航空会社設立のいきさつから機種の選定・購入、パイロット・CA・整備士・地上職の採用から訓練、各種マニュアルの作成、予約システムの構築、航空局の審査等々、多くの障害を乗り越えて、島のエアラインが運航開始し、初期トラブルも乗り越えたところまで描いており、少し駆け足だが、CAの寝坊まで登場し実話を小説化したことがよくわかる作品だった。

  • おいしゃん さん

    もったいないなぁ…。過疎の島が、ゼロから自前の航空会社を作る、という実にドラマチックな内容で、次の旅行は天草エアーを使った天草旅行にしようかと思うほど、興味を持てた。が、書き方が単に時系列をなぞっただけのように平板で、何かの伏線かと思われた人物や出来事も単発で消えてしまう。上巻のラストも実にあっさり終わってしまい、下巻に進むか迷うところ。

  • どぶねずみ さん

    熊本県の天草空港開港と天草エアライン就航の、ほぼほぼノンフィクションのお話。某ニュース番組で無駄な公共事業と紹介され、出向された熊本県職員の方々は気苦労も含め、大変な苦労されたことだろう。空港が開港しても就航する航空会社がしばらく見つからなかったりしながらも、自社開発機を導入したりなど創意工夫を繰り返しながら、初年度に就航率98%、搭乗率73%という結果を打ち出せたことにとても感動した。下巻でもどんな苦労をされて企業としての成長を遂げていくのか楽しみ。

  • Kiyoshi Utsugi さん

    黒木亮は、瀬古利彦と同じ早稲田で箱根駅伝を一緒に走っていた人。 熊本県本渡市(現在は天草市)に作られた天草飛行場と同時期に作られた航空会社の天草エアラインに関するお話。 この物語に登場する熊本県知事は、細川護煕(後に首相になった人)、福島譲二(天草エアラインが第一便を飛ばす直前の2000年2月に現役のまま亡くなった人)、潮谷義子でした。 頑張って天草空港を作り上げ、第三セクターとして立ち上げた天草エアラインなど、まだ多少元気な頃の日本が描かれていて、非常に面白かったです。 天草に行ってみたくなりました❗

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人物・団体紹介

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黒木亮

1957年北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社勤務をへて、2000年、国際協調融資を巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。大学時代は箱根駅伝に2度出場し、20kmで道路北海道記録を登り替えた。ランナーとしての半生は

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