秀吉の武威、信長の武威 天下人はいかに服属を迫るのか 中世から近世へ

黒島敏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582477375
ISBN 10 : 4582477372
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
黒嶋敏 ,  
追加情報
:
318p;19

内容詳細

わが武威こそ正義、そのこころは―。天下人が大名を服属させる時、自らの政権をどのように正当化するのか。2人の“勝者”が日本に君臨していく過程を詳述し、その意識と論理、本音と建て前について解き明かす。

目次 : 序章 「武威」から見える天下統一の実態/ 第1章 秀吉の九州「停戦令」/ 第2章 秀吉の奥羽「惣無事」/ 第3章 秀吉の武威と静謐/ 第4章 信長と奥羽/ 第5章 信長と九州/ 第6章 信長の武威と東夷/ 終章 「武威」から見えた二人の違い

【著者紹介】
黒嶋敏 : 1972年東京都生まれ。青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程中退。博士(歴史学)。専門は日本中世史。東京大学史料編纂所画像史料解析センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Syo さん

    ちょうど調べてた時 だったので。 ただし、面白いものでは ないのよね。 佐々成政や武田勝頼に関しては ちょっとだけ、 いい感じだったけど。

  • MUNEKAZ さん

    所謂「豊臣平和令論」を批判的に捉えながら、信長と秀吉の語る「武威」を考察した一冊。天下人が服属者を増やすために語るホラが、手柄が欲しい家臣や寺社によりさらに膨らませられる様はなかなか面白い。ある意味で、先行する虚構を現実にしていく作業が天下統一とも言えよう。また戦のための同盟者を求めるだけの信長に対し、自身との主従関係を軸に武力に頼りながらも戦後の「静縊」を語った秀吉と、二人のスタンスの違いを強調している。連続して考えられることの多い両名の、むしろ断絶に注目した内容で興味深かった。

  • Toska さん

    惣無事令に対する批判としてはなかなか。ただ、「綸言」や「勅諚」など天皇権威を振りかざすのは確かに秀吉ならではの特徴で、この点も「惣無事」理論のキモであるように思うのだが、本書でスルーされていたのは残念。信長の場合、服属を迫るのに天皇の名前はほとんど使わず、漠然とした「天下」や信長自身への奉公を求めているケースが多い。彼の独自性か、それとも秀吉のレベルまで至っていないと見るべきなのか。

  • m__akiyoshi さん

    その存在に疑義がある教科書で習う「惣無事令」。そもそも具体的な「惣無事令」があったのか。文書に断片的に出てくる「惣無事」という言葉から、そこに書かれている内容を「惣無事令」としていないか。
    また信長と秀吉の勢力の拡げ方を比較している。周囲の状況の違いもあるかもしれないが、信長より秀吉の方がその後の政権構想があったのかも。秀吉は国内の敵対勢力が少なくなり、信長よりその先の構想が必要だったんだろう。そこも興味深い。

  • やま さん

    秀吉と信長の、主に島津氏と伊達氏への外交政策を検証した本。いわゆる惣無事令に関する考察は説得力があり面白く読めた。獄門の意味も興味深い。ただ本書の内容だけを見て信長を「空虚」と言ってしまうことには躊躇を感じる。信長と秀吉の外交政策の違いは両者の個性によるところもあるだろうが状況の違いはそれ以上に大きかったはず。

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