怪人二十面相 乱歩奇譚 光文社文庫

黒史郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334772017
ISBN 10 : 4334772013
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p;16

内容詳細

三年前、法が裁けない罪人を次々に“断罪”していった怪人二十面相。自らの焼身自殺を公開して幕を閉じたこの事件は、新たな後継者たちを生んでいた。野放しになった変質者に妹を惨殺された加賀美刑事もその一人だ。さらに増殖する正義の名のもとの処刑。その源には明智の唯一の友であり、生き地獄を生きていた浪越諒の存在があった。人気アニメのノベライズ第二弾!

【著者紹介】
黒史郎 : 1974年神奈川県出身。2007年、「夜は一緒に散歩しよ」で第一回「幽」怪談文学賞長編部門大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 橘 さん

    面白くて毎回楽しみに見ていたアニメ「乱歩奇譚」のノベライズ第二弾のこちらもとても面白かったです。今回も、アニメより登場人物たちの心情が細かく描かれていて、心にぐっときました。加賀美さんが飼っている「芋虫」への仕打ちが、アニメよりもずっと凄惨で、加賀美さんの闇と苦しみが伝わってきます。二十面相がいるような世界になったら、犯罪率減るだろうなぁ…と思ってしまいます。ノベライズの続きはもう出ないのかな、もっと読んでみたいです。

  • miroku さん

    実に現代的でありながらクラッシック。乱歩的な雰囲気を醸し出している。ありだと思う。

  • Yu。 さん

    髑髏の印は正義の死。。罪に寛容な日本の法律に対する怒りや不満が爆発する時、髑髏仮面は立ち上がる。。主水はどこだ!もう二十面相版『必殺仕置人』と言っても過言ではないアンチヒーロー フルスロットルな痛快さに陶酔してしまうのだが、そこには“法の闇”への憤りが根底にあり、それでもって悲惨な背景を持つ哀しき少年のドラマとが重なる事でよりスパークをするのだ。。そうそう、本作の《芋虫》は生みの親もニンマリしてくれること間違いなし。

  • LLR さん

    お気に入りのアニメ、乱歩奇譚のノベライズを書店で発見し、驚きとともにすぐさま購入にありつきました。ノベライズなんて所詮、粗筋をなぞるだけの質の低いものかと期待はしていなかったんだけど、思いの外細部まで掘り下げてありとても満足のいく仕上がりでした。作者の趣向なのか、特有のルビ振りには戸惑いつつもたまにくすっとくるものがあって悔しいです。こちら第二弾とのことで、前作も読みたいと思います。原案の江戸川乱歩にも今度手を伸ばしてみようかな。

  • 飛鳥 さん

    [図書館本] アニメも見ていてとても好きでしたが、この本はこの本で楽しめました!内部にまで深く掘り下げていて、読んだ後はノベライズというよりも普通の小説を読んでいたというくらいの満足感でした!

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人物・団体紹介

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黒史郎

小説家。おもにホラー系。妖怪や怪談などのテーマが多い。アニメやゲーム、映画関係の仕事もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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