中国絹織物全史 七千年の美と技

黄能馥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336058089
ISBN 10 : 4336058083
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
545p;32

内容詳細

中国文化に深く浸潤し、日本にも多大なる影響を与えた中国の絹織物。遥かなる古代から清朝末期まで、その輝かしき歴史を、千点を超える豊富な図版と徹底した考証でたどった百科全書的通史。オールカラー。

【本書の特徴】
・中国の絹織物について、その種類、文様や技法の変遷を中心に、起源から20世紀までの悠久の歴史を、豊富な実例と歴史的考証を交えて包括的に記した通史。
・錦・綾・綺・繻子織・粧花[縫取錦]・?絲[綴織]、刺繍など、創意を極めた技法によって制作されたあらゆる文化財(服飾品、書画、軸物、タンカ、団扇、匂い袋、絨毯、座具等)を網羅的に収録。絹織物の精髄を総1021点にも及ぶ図版を用いて系統的に解説する。
・著者が実物を分析して描いた織物構造の組織図および意匠図が添付され、直感的に織物組織の立体構造を把握できる。また染色、織機や紋織装置、特殊な糸や素材の製法などについてもきめ細かい記述がなされ、染織の実作家にも有用である。
・日本の読者の便をはかり1343件にもおよぶ詳細な訳注、および染織・人名・史料名索引を作成し付した。日本の染織研究の第一人者である小笠原小枝氏によるオリジナル論文「日本における中国の絹織物」を付した。

【著者紹介】
黄能馥 : 1927年浙江省義烏生まれ。専門は染織、服飾。1955年8月より中央美術学院及び清華大学美術学部(旧:中央工芸美術学院)にて教育に従事し、シルクデザイン、織模様工芸、中国染織紋様史、基礎図案などの授業を開設。染織専攻の修士や旧ソ連、オーストリアからの博士課程への留学生を受け入れ、中国服飾史及び中国シルク史の研究を指導した。1989年11月、中国文化部の招聘を受け、全国芸術学科第四回修士学位授与機関資格評議員、中央工芸美術学院学術委員を兼任し、機関誌『装飾』の編集委員、顧問、『工芸美術論叢』主編を務める

陳娟娟 : 1936年北京生まれ。中国シルク博物館開業準備局顧問、蘇州シルク博物館顧問、南京雲錦研究所古代絲綢文物研究複製学術顧問、中国服飾芸術博物館開業準備局顧問、北京市門頭溝区政府の刺繍顧問を歴任。1956年に北京故宮博物院に入り、沈従文氏に師事し、中国古代の織物・刺繍の文化財を研究する。以来40年余、中国国家文物鑑定委員会委員、中国古代絲綢文物複製センター副センター長などを務めながら、古代の織物・刺繍の研究、分析、鑑定に従事。故宮博物院等で分析・鑑定した作品は何万点にも上る。2003年没

小笠原小枝 : 東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。東京国立博物館調査員、東京芸術大学非常勤講師などを経て日本女子大学助教授、教授を歴任。現在は日本女子大学名誉教授、東京国立博物館客員研究員。専門は日本・東洋染織の比較研究

齋藤齊 : 大連理工大学外国専門家。財団法人楊英風芸術教育基金会研究員。1961年横浜関内生まれ。慶応義塾大学文学部人間関係学科社会学専攻卒業。同大学大学院文学研究科東洋史専攻修士課程修了。(台湾)政治大学大学院歴史研究所博士課程中退(言語社会学)。楊英風美術館広報主任兼館長秘書、東呉大学講師、台東師範学院講師、聖徳大学国際交流センターGL等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

黄能馥

1927年浙江省生まれ。専門は染織、服飾。中央工芸美術学院教授、中国書画通信大学副学長、北京現代実用美術学院名誉学院長、蘇州シルク博物館顧問などを歴任

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品