深紅の断片 警防課救命チーム 講談社文庫

麻見和史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065118344
ISBN 10 : 4065118344
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
432p;15

内容詳細

匿名の通報により、中央消防署・救急隊長真田が現場へ急行すると、そこには業務用冷蔵庫に監禁され、憔悴しきった少女の姿があった。床には血液がまかれ、少女の背中には黒・赤・黄色のシールが。通報者は犯人なのか。謎めいたシールの意味は。二転三転する事件の果てに、救急隊に突き付けられた“慟哭の真相”とは?

【著者紹介】
麻見和史 : 1965年、千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    麻見さんの「警視庁殺人分析班」シリーズ8作目だと思っていたのでしたが、まるっきり異なる消防署の救命課の話でした。よくサイレンを鳴らして病院へ急ぐ救急車チームの話です。私はあまり消防署の組織については知らなかったのですが、この本を読んで非常によくわかりました。誘拐事件と傷害事件の話なのですが、うまくミステリーに仕立て上げておられます。警察との関係は職務上難しい感じになるのですがうまく推理していく手際は大したものだと感じました。シリーズ化してほしい気もしますが、けっこう話を構成するのが大変ではないのでしょうか

  • papako さん

    お、なんかこういう小説久々に読んだ気がする。ちょっと最初ひどい事が起こるんじゃないかと戸惑ってしまいました。救急の現場でのトリアージにまつわる悲しいお話でした。もちろん間違いがあってはならないとは思う。でも、誰も責められない気もしてしまいました。下寺父の行動も、谷が尾崎医師にレッドをつけたのも。しかしラストはトレーラーの事故の原因も解明して、すっきり。もちろん、救われない人はいたけど、なんか悪くなかった。茂刈先生の続編読みたいな。自分は、医療や救急をきちんと利用できる人になりたいです。

  • えみ さん

    命の選択を迫られたとき、一体誰がその選択を下すのか。そしてその選択に責任はあるのか?一人を救うことが誰かの命を見捨てることになる。果たしてそんな切羽詰まった状況下で正しい判断と感情抜きの清廉潔白な態度で「最も優先度の高い患者」の命を選ぶことが出来るだろうか。黒・赤・黄色・緑…トリアージタッグが招いた悲劇。もし身近な人に黒が付けられたら諦めきれるか?緑だったらそんなはずないと思わずにいられるか?警防課救命チームが遭遇した不穏な事件。情をもって救護するのに情を捨てないと救えない命がある厳しさに考えさせられた。

  • ナミのママ さん

    消防署の救急隊チームが主人公のミステリー。最近ではニュースでもとりあげられる119番への通報内容や、救命ではよくでてくるトリアージ。このあたりを上手に組み込みながらの犯人探しでした。このチーム、なかなか面白いメンバーなので続編が出たら読んでみたいです。

  • yu さん

    Kindleにて読了。麻見さんのノンシリーズものを。消防士という観点からの殺人事件推理。ちょっと他人(警察)の領域を荒らしすぎじゃない?と思ってしまった。まぁ、立場変われば目線も色々あるんだろうけども。二時間ドラマになりそうなお話だった。小泉孝太郎あたりが似合ってそう。

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