神様ゲーム 講談社文庫

麻耶雄嵩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062930819
ISBN 10 : 4062930811
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
224p;15

内容詳細

猫の殺害事件の謎を捜す小学生たちに、僕は神様で猫殺しの犯人も知っている、とのたまう転校生。彼はただの嘘つきか、ペテン師か?

【著者紹介】
麻耶雄嵩 : 1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の’91年、島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎各氏の推薦を受け、『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2015年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 麦ちゃんの下僕 さん

    噂に聞いていた麻耶さん…初めて読みましたが、確かに衝撃的でした!まず目次を見た時点で驚愕…何このシンメトリーは!?いつも目次を見てだいたいのストーリー展開を予想する僕も、これには面食らいましたね(笑) そして内容…講談社ミステリーランドという“子供向け”レーベルのために書いたとはとても思えない、予想以上にショッキングなストーリーでした(苦笑) それでも、後半の展開は僕の推理どおり…と思ったら、最後にとんでもないことが(笑) これには納得されていない方もいるようですが…確かに伏線はありますね!僕は納得です。

  • nobby さん

    「神様は何でも知っている」これが全てなのか…連続する猫惨殺を追う芳雄がふと話す様になった自称「神様」な転校生 鈴木太郎。それを疑いゲーム感覚で会話進めるも、言葉通りに起こる殺人。探偵役を全知全能の神として存在させ、あとは読者に全て委ねるのはとても斬新!後半、段々と予想させる後味悪い展開に真相なりながら、ラストでは「えっ!そっち!?」と困惑…それまでの推理やら検証を全部ひっくり返す潔さに唖然…“天誅”でなく“天罰”?など考えたが、結局は神様確定で納得しとこう…

  • ナルピーチ さん

    猫の絵がデザインされた可愛げのある表紙。子供向けのレーベルから出された小説とて侮るなかれ。これは後味の悪さを残す強烈なミステリー小説だった…。小学生の芳雄を主人公に、彼の周辺で起きる不可解な事件の謎を同級生の探偵団と共に追う。そして転校生の鈴木くん、“神様”と名乗るその少年が本書のキーマンとなり、彼が述べる宣告は抗う術のない事象となっていく。いわゆる“嫌ミス”とは少し違った読後感。だがそこが面白い。これぞ麻耶ワールドの真髄なのか。何れにしろ純粋無垢な少年少女達にはお勧めできず…これはR-18指定行きです。

  • hnzwd さん

    町内で繰り返される猫殺しの事件を追ううちに、秘密基地での殺人事件に遭遇する少年探偵団。これに、自分は神様だ、という鈴木君が絡んで話は混沌として。。辿り着いたと思った真相をもう一度カオスに引き戻す構成は、流石、麻耶雄嵩。『鈴木君は本当に神様なのか』という命題を真とするか偽とするかによってまったく違う真相になる、ってのは上手い。

  • hit4papa さん

    猫の連続殺害事件から始まって、小学生の姿をした神様が登場し、男子小学生殺人事件の発生へ続きと、展開が目まぐるしい作品です。謎解きの主軸は密室殺人で、一旦は納得の真相なのですが、最後の最後finishing strokeで混乱の極み。構築した推理がもろくも崩れて、しかも何故何故?を残して後は読者に委ねますという締めくくり方です。ジュブナイル的な文体は、それに相反する過激な結末を見たときに、作者の大いなる作意を感じるでしょうね。「あいにくの雨で」、「螢」と読んできましたが、まだ掴みどころが見つかりません。

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麻耶雄嵩

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の’91年、島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎各氏の推薦を受け、『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞

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