とは知らなんだ

鹿島茂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784901998871
ISBN 10 : 4901998870
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
追加情報
:
301p 19cm(B6)

内容詳細

ひざポンの思想、鹿島流考えるレッスン。「原稿料で暮らすには」「本棚の並べ方ベスト1は」―奇説珍説を渉猟する、軽快な文化史エッセイ。「オール讀物」連載グランド・フィナーレ。

目次 : 1(ひげは自然か文明か/ 金鯱とルネッサンス/ イルカと名古屋城 ほか)/ 2(知恵の「核」/ ピンク色はいつからエロか/ 高貴な青、淫らな青 ほか)/ 3(就職のパイプライン・システム/ 部分対象的善悪二元論/ 純粋男系は断絶不可避 ほか)

【著者紹介】
鹿島茂 : 1949年横浜市生。東京大学大学院修了。明治大学国際日本学部教授。専門は十九世紀フランス文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、1999年『職業別 パリ風俗』で読売文学賞、『愛書狂』でゲスナー賞、2004年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mm さん

    ヘリゲルの禅に関する勘違いのエピソード、ヨーロッパにおけるヒゲあり文化とヒゲなし文化の交代の解釈、ゴリオ爺さんの頃の持参金について、クリスマスとサトゥルナリアの関連性、コキュの分類、高貴な青と淫らな青の違い、あたりは面白かったな。その他にはちょっと仮設の立て方が強引すぎるか?というものもあるけど、読み物だからね。引いてくる本の多岐にわたることは、いつものことながら幅広い。著者は神田神保町に20坪のほとんど書庫の仕事場を持っているそうです。20坪に詰められるだけ本を詰めたら……と想像してみる。

  • viola さん

    いつもの如く、なんてことのないものに着目し、文献を読み漁り、仮説を立て、歴史的事実などから検証する。そんな研究の神髄が如実に表れているエッセイです。鹿島さんはこういったエッセイをよく出していて、よく読んでいますが、全然被ってこないところが流石です。何という知的好奇心。髭、髯、鬚の違い。日本語の違いは知らないけれど、英語の違いは知っているという複雑さ(苦笑)今回もっとも面白かったのは、「クルトンとスープの謎」です。ここまで語り続けることの出来る鹿島氏に拍手がしたくなります。

  • ターさん さん

    相変わらず、お元気な鹿島先生である。タイトル通り『とは知らなんだ』の連続であった。ひげには「髭」「鬚」「髯」があり、それぞれ生える場所が違うそうだ。「訳せないものを無理に訳すと、かならず誤解を生む」という。最近出版界では、新訳が出てきている。そのような配慮がされているのだろうか。海外では「謝ってはいけない」とは、よく聞く話である。東京裁判で、文官であった広田弘毅と真崎甚三郎陸軍大将の対比。「欧米式の裁判では遺憾ながら、自己弁護と責任転嫁こそが正しい態度」なのだ。角が「コキュ」の象徴だった『とは知らなんだ』

  • kubottar さん

    そこに目をつけたのかといいたくなるような珍しい題材もさることながら、その調理方法も思いつかないような視点から攻め込んでます。攻めのエッセイですね。ん!?と思う隙を与えずに書ききっているので読んでいて心地良い。

  • yuzuriha satoshi さん

    髭、鬚、髯の違い モアイが滅ぼす文明 ややこしい住居表示の理由などなどおもしろネタが満載 なんだけどセックスに関わる(性別として行為として)ネタがしめる割合が多すぎて続けて読まされると正直うざい

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人物・団体紹介

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鹿島茂

1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。明治大学名誉教授。19世紀フランスの社会・小説が専門。『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞、白水社)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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