ケアの宛先 臨床医、臨床哲学を学びに行く

鷲田清一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784876723331
ISBN 10 : 4876723338
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
徳永進 ,  
追加情報
:
260p;19

内容詳細

マニュアルやコンプライアンスに縛られたり、息苦しさを感じている対人援助の現場に、ホスピタリティあふれる言葉を届ける、“臨床の知”をめぐる軽妙洒脱な対話。

目次 : プロローグ 交感するケア(おばあちゃんの朗読/ 迷惑かけてありがとう ほか)/ 第1章 ベッドサイドからの哲学(京都への愛憎/ 地の言葉=方言の魅力 ほか)/ 第2章 ケアを語る流儀と作法(瀬戸際のコミュニケーション/ 手のひらに描かれた「○」 ほか)/ 第3章 “死”の臨床とユーモア(彼岸の意味/ 無呼吸の試練 ほか)/ 第4章 在宅という鉱脈―症例検討(医療よりケアが大事/ リーダーの三条件 ほか)/ エピローグ 発酵する知(ファッションにはジャストフィットはない/ 正義は暴力に転化する ほか)

【著者紹介】
鷲田清一 : 哲学者/大谷大学教授、せんだいメディアテーク館長。1949年京都市生まれ。京都大学文学部卒業。大阪大学教授、理事・副学長、第16代総長を経て、現職

徳永進 : 臨床医/野の花診療所、医師。1948年鳥取市生まれ。京都大学医学部卒業。京都、大阪の病院・診療所を経て、鳥取赤十字病院の内科医に。2001年12月、鳥取市内にてホスピスケアのある19床の有床診療所「野の花診療所」を始め、今年で13年目となる。鳥取市にセミナーハウス「こぶし館」を建築し26年になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゃが さん

    哲学者鷲田さんと臨床医徳永さんの対談集。医療の現場はもちろん、対人援助の現場、家族、生きかた、宗教、戦争と多岐に脱線(?)しながら軽妙に進んでいく、おもしろくて深い。人も組織も一筋縄ではいかない、「ぐずぐず・おろおろ・よたよた」とわりきらないことも大事。言葉の二重性や語源も興味深い。「ほんとうに大事するという心は、誰かからに大事にされることで初めて、獲得されるもの」とホスピタリティあふれる言葉がいっぱい。漢語では感じたことを表せないことばかりだった。

  • オカヤン さん

    臨床哲学の鷲田清一さんと、鳥取でホスピス診療所を、している徳永進さんとの対談。本文より「多分ね、自分が何かの宛先になっている時に、自分の心を自分で感じられるのだと思うんです」オススメ 2014年出版

  • coldsurgeon さん

    臨床哲学の専門家と、在宅ホスピスケアを行っている臨床医との対談集。ケアの場面で、知識や技術を一度棚上げし、現実というものに対してフレキシブルに粘り強く対応していく、というコンセプトがケアに重要らしい。ケアというのは、その本人が望んでいることも大事だけど、もっと大事なことは、その人にとって何が一番いい支援なのかということを、周りで考えてあげることだと、臨床哲学者を話している。周りで考え合うこと、大事だと思う。

  • Twakiz さん

    知る人ぞ知るビッグネームのかたの対談です。 感想を言語化するのが難しいですが、そこかしこに 至言というか、はっとすることばが散りばめられています。 「わかっていて言わない人と、それしか言えない人とは紙一重」 「チーム医療」とか「全人的理解」への違和感 など。。 医療関係者(でなくても)必読かもしれません。

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人物・団体紹介

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鷲田清一

1949年京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪大学文学部教授などを経て、大阪大学総長(2007〜2011年)。京都市立芸術大学理事長・学長(2015〜2019年)。現在はせんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。医療や介護、教育の現場などに哲学の思考をつな

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