鶴見和子を語る 長女の社会学

鶴見俊輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894346437
ISBN 10 : 4894346435
フォーマット
出版社
発行年月
2008年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,229p

内容詳細

社会学者として未来を見据え、道楽者としてきものや踊りを楽しみ、生活者としてすぐれたもてなしの術を愉しんだ鶴見和子は、その独特の人生をどのように切り拓いていったのか。哲学者鶴見俊輔による初の鶴見和子論。

【著者紹介】
鶴見俊輔 : 1922年生。哲学者、評論家。ハーバード大学で哲学を学ぶ。京都大学、同志社大学などで教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。94年度朝日賞受賞

金子兜太 : 1919年生。俳人。旧制水戸高校在学中作句を開始、竹下しづの女『成層圏』に参加。加藤楸邨に師事。東京帝大経済学部卒業後、日本銀行に入行(〜74年)。55年の戦後第一句集『少年』で翌年、現代俳句協会賞受賞。62年に同人誌『海程』を創刊、後に主宰。83年、現代俳句協会会長(2000年より名誉会長)。86年より朝日俳壇選者。88年紫綬褒章。2003年日本芸術院賞

佐佐木幸綱 : 1937年生。歌人、日本文学研究者。早稲田大学大学院国文学科修士課程修了。現在、早稲田大学政経学部教授。74年より『心の花』編集長。88年より朝日歌壇選者

黒田杏子著 : 1938年生。俳人。俳誌「藍生」主宰。日経俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんぐり さん

    社会学者の鶴見和子さんの最後の10年は、「最後まで残れる欲は知識欲いまわに近く好奇心燃ゆ」歌人であった。脳出血で倒れたとき、それまで学者として学問の世界で生きてきた彼女のもとに歌が戻って来た。哲学者の鶴見俊輔、俳人の金子兜太、歌人の佐佐木幸綱、司会役の黒田杏子が語る歌人・鶴見和子の世界。それは鶴見俊輔にとって、「あなたは一生私をばかにしていたんでしょう」という姉を語ることでもあった。

  • fonfon さん

    「心と言葉の距離が近いとふつうはてれる、しかし鶴見和子は照れていない。」という佐々木幸綱の指摘に頷く。77歳で斃れてのち、再び新しく生きた人。弟の俊輔は「前の80年は世の中のしきたりにしたがって努力する道すじ、あとの10年は前半生の実績蓄積から養分をくみ取って表現した、こういう生涯の形はめずらしい」と。死ぬことははじめてだからおもしろい、という言葉は和子さんが発すると負け惜しみには聞こえない。「克明に描きておかんこれよりはひとり旅なる死への道行」「睨めっこ飛び立ち難き蝶の眼と身動きならぬ車椅子の我」

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鶴見俊輔

1922‐2015年。戦後日本を代表する哲学者・思想家

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