デンキ 科學処やなぎや

鶴田謙二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835455280
ISBN 10 : 4835455282
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
33

内容詳細

え!鶴田謙二の新刊が復刊ドットコムから出る!?
画集+奇想、科学とロマンを味付けにした総天然色絵物語が刊行!

屋台の科學問研究所「やなぎや」の主人、和風マッドサイエンティスト八甲田柳之介と、美貌の助手にして看板娘・四万十川揚々。屋台を引き引き、全国行脚するふたりが出会う不思議な物語とは? 

『The Spirit of Wonder』のチャイナさんや『おもいでエマノン』エマノンなどの意志の力を携えた個性あふれる女性に、ノスタルジックな味わいと科学的論理性――鶴田謙二の描く魅力あふれる世界が総天然色で繰り広げられます。

1998年から2000年にかけて富士見書房の「ドラゴンマガジン」で、『幻燈堂』というメインタイトルで連載されていた各号2pの見開き連載を中心に、同誌で1991年に発表された『展望亭の冒険』を加えて、設定などの加筆再構成した本書を、鶴田ファンなら見逃すことは出来ないはず。

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    はじめに絵ありき。それほどに鶴田謙二の絵には力があり、魅力がある。小説の挿絵を多く手掛ける鶴田が、小説に絵を付けるのではなく、絵に文章を付けることを目的に描き始められたのが、巻末に収録された「展望亭の冒険」であり、表題作「デンキ 科學処やなぎや」だ。それゆえにストーリーなんてどうでもいい、とまでは思わないが、絵だけで充分堪能できるし、感動できる。20年近く前に連載された未刊の作品を、A4判で世に出した復刊ドットコムの英断に感謝。

  • やんも さん

    コミックではなくて絵物語。著者の夢の欠片の様な本の1冊。ファンの方ならご存じとおり、この様な著者の夢の欠片はいくつもあって、同時期に発刊された『冒険エレキテ島』の第2巻など、編集部すら奇跡に近いと思っている節がある。本書は屋台を引いて世界を巡り、科学の力で問題を解決する偏屈な科学者と、助手で小唄の師匠の物語。構想ではチャイナさんやエレキテ島も関係しているらしい。いっそ構想とイラストを鶴田さんが提供して、作家のみなさんが物語をリレー式でつむぐ企画もありかな。贅沢。編集者は腸ねん転を起こして交代しそうかな。

  • yoo さん

    新刊を待ちわびて堪えきれずに買ってしまった。事実上画集みたいなものだが、作者の絵に憑かれる者として十分満足できる出来だったので良かった。

  • nekomatadesu さん

    復刻版らしくちょっと高価だったが「冒険エレキテ島 2巻」が出ないので購入。 大判でカラーでとても嬉しいが、紙質がちょっとね、薄い紙だとページ捲りがやりにくいし、 取扱注意になってしまうのでもう少し厚い方が良かったな。 なので金額を考えるとちょっと寂しい。 まあ、復刻されただけでも良しとするかな。

  • さみだれ さん

    この本を手にとるのはコアな鶴田謙二ファンしかいないと思うので内容なんかは文句のつけようがないと思います。昔のマニアックな作品がこうしてまた日の目を見ることが嬉しい。A4サイズでじっくり堪能できる美しいイラストと、ノスタルジックな世界観がたまらなく最高。復刊ドットコムで貰ったサイン付きイラストシートは一生の宝になりました。

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人物・団体紹介

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鶴田謙二

1961年静岡県生まれ。1986年に『広くて素敵な宇宙じゃないか』が「週刊コミックモーニング」に掲載されデビュー。イラストレーターとしても活躍しており、2000年、2001年、2013年に星雲賞のアート部門を受賞、2000年にはSFマガジン読者賞を受賞している。現在は漫画作品『モモ艦長の秘密基地』『

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