「空気」と「世間」 講談社現代新書

鴻上尚史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062880060
ISBN 10 : 4062880067
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
18cm,254p

内容詳細

確実にあるのに、その実体がよくわからない空気と世間。本書ではそのふたつの実体を、実例や先行研究から明らかにするとともに、それに対抗するための方法を示す。人気脚本・演出家が長年考え尽くした集大成。

【著者紹介】
鴻上尚史 : 作家・演出家。1958年愛媛県出身。81年に劇団「第三舞台」を結成し、演劇活動をスタート。87年「朝日のような夕日をつれて’87」で紀伊國屋演劇賞団体賞、95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞を受賞。現在は、プロデュースユニットKOKAMI@networkと新たに若手の俳優を集めて旗揚げした「虚構の劇団」での作・演出が活動の中心。舞台公演のかたわら、エッセイや演劇関連の著書も多く、ラジオ・パーソナリティ、テレビの司会、映画監督など幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    鴻上さんが中高校生向けに阿部謹也先生の「「世間」とはなにか」と山本七平さんの「「空気」の研究」を題材にして日本人に特有だと思われる「世間」「空気」についてわかりやすくご自分の言葉で説明しておられます。またさらに発展していじめなどについても触れられています。これを小説化したものが「青空に飛ぶ」なのでしょうね。

  • kinkin さん

    ここ数年「空気」という言葉に振り回され焦り怯えることが増えているのではないか・著者はこの「空気」について考え続けるているうちに「空気」と「世間」は密接に関係がありその正体を突き止め「空気」と「世間」に振り回されない方法を探るための本。また「世間」と「社会」の違いについても書かれており考えることが出来た。一度読みでは理解できないことも多かったgあ「空気」「世間」「社会」を知り意識することでこの本の目的に近づくことができると思った。再読したい。図書館本

  • ヒロミ さん

    「空気を読め」というのは「世間に従え」と同義であると言う鴻上氏。非常にクレバーな内容なのに読みやすい文章で興味深く読んだ。日本人は壊れかけた「世間」という共同体の中におりアメリカ人は自立心があるのではなく「神」という強固な世間を一人ひとりの内に持っているため己の神から許しを得れば自由に行動出来るというのが面白かった。一神教ではない日本が消えゆく「世間」にしがみつこうとして生み出したものが極端なナショナリズムであるという点には唸った。「孤独と不安のレッスン」を読んで以来の自分内鴻上ブーム、まだ続きそうです。

  • Twakiz さん

    「空気がよめない」と悩んだり他人を責めたり「空気を読まなくては」と躍起になっているあなたはこの本を読むべし!いや日本人みんな読むべしの自分にはすっと腑に落ちる「社会・世間・空気・個人」への論考です.「社会」は自分とは関連も利害関係もない部分,世間,は自分と関連してくるある程度近しい人たちの共同体,世間からルールが抜けおちるように生じてきたものが今自分たちが一生懸命読もうとしている「空気」であると.世間は中途半端に壊れている,空気は読まない方がよい.空気のせいで生きにくいひとは読むべし.

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ) さん

    3度目の再読。 会社や学校でなんだかモヤモヤと息苦しい方、海外生活が長かった帰国子女の方にオススメししたい。 トランプ米大統領の誕生を暗に予言しててすげぇ。

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人物・団体紹介

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鴻上尚史

作家・演出家。愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。1981年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、数多くの作・演出を手がける。これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。舞台公演の他には、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。また、俳優育成

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