続 この大陸で、フィジカは悪い薬師だった 電撃文庫

鳩見すた

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048923170
ISBN 10 : 404892317X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
392p;15

内容詳細

幻獣は癒やすが、人の治療には高額な報酬を請求する。そんな“教会の忌むべき異端者”は、可憐な少女の姿をしていた…。“悪い薬師”フィジカと共に旅をすることを決めた僕は、彼女が見据える先、『幻獣と人間の行く末』を信じることにした。僕は、異端者を狩る『角笛の騎士』様からフィジカを守るんだ。…そのはずなのに、なぜ僕の妹が目の前に?ロッテ、君は『騎士』様になったのかい…?ケルピー、ワイバーン、カーバンクル。異世界にまつわるモンスターの神秘と医療を描く、新感覚ファンタジーの続編登場。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まりも さん

    頭でっかちな少年と《悪い薬師》と呼ばれる可憐な少女が、幻獣を癒す旅をする物語の第二弾。アッシュの妹・ロッテが『騎士』として二人の前に立ち塞がる話。これはいいハッピーエンドだ。鈍感天然タラシで頭でっかちなアッシュと、アッシュのことが気になるのに素直になれないフィジカ。宿敵を打ち倒し、想いを確認しあった二人の旅の結末はご都合主義かもしれないけど、これ以上ないくらい幸せに溢れていて、読んでるこちらまで幸せな気分になれました。ラスト数ページのほっこり具合は、本当にいい癒しになるわ。作者さんの次回作も期待してます

  • よっち さん

    「悪い薬師」フィジカの真意を知り一緒に旅をすることを決意した角守アッシュの元に、いつの間にか騎士にまで出世していた妹のロッテが現れ共に旅することになる第二弾。旅の終わりが近づいていく中で複雑な気持ちを抱くようになってゆくフィジカと相変わらず鈍感なアッシュ、彼女に兄が騙されていると信じ追いかけてきたロッテ。自らの想いに困惑するフィジカに振り回されっぱなしのヘタレなアッシュも決めるべきところでは決める男で、過去の因縁にもきちんと決着をつけ幸せな未来を描く結末はとても良かったと思いました。次回作も期待してます。

  • かんけー さん

    面白かったです(^.^)最初から最後迄、予想外の展開が、ワクドキの連続で♪フィジカとアッシュの夫婦漫才に苦笑しつつ?この作品の真のメッセージはしっかり貫徹されてて、良い意味の緊張感が紙面から溢れてた。アッシュがフィジカの異変?に気付き、近寄ると真っ赤に成って怒って走りだす?と云う奇行はさすがにwww と(^_^;)妹のロッテも兄より位が上の角笛の騎士に昇進してもブラコン(笑)ベッタリで。女神?である所の(^^;パナキアさんはサービス満点過ぎるし、カーバンクル先生のキャラが中盤の清涼剤ポク思えてホッコリと。

  • 七月せら さん

    「悪い薬師」の保護観察を続けながら最近少し教会の裏の顏にも気づき始めてしまったけれど、何事にも誠実であろうとするアッシュ。相変わらず毒舌素直じゃない大人げない可愛いくて、今回は少し体調が思わしくない(?)フィジカの旅ももうすぐ終わり。妹のロッテもやってきて、角守と異端者一行の旅はわいわいと佳境へ。人間とは違う摂理の下に生きる幻獣達の生態も、その理由を知ると自分勝手な人間よりよほど愛すべき存在に思えます。少々ご都合な展開も、一番幸せな未来図なのでとても楽しい結末でした。

  • しぇん さん

    一巻でも綺麗に纏まっている物語でしたが、一応残されていた伏線を補填していく巻になっていて良かったです。大団円なハッピーエンドでしたが、最後に出てきた伏線だけはちょっとびっくりです。完結してますので、又このような優しいファンタジーを書いてくれればと思います。

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鳩見すた

第21回電撃小説大賞“大賞”を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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