線路上の殺意 鉄道ミステリ傑作選“昭和国鉄編” 双葉文庫

鮎川哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575524086
ISBN 10 : 4575524085
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;15

内容詳細

東京駅近くで男の死体が見つかる。やがて容疑者が捕まるが、犯行推定時刻、その男は列車に乗っていた(「早春に死す」)。あずさ3号の車内で男が殺された。京都と長野の間を犯人はどうやって移動したのか!?(「あずさ3号殺人事件」)。社長に殺意を抱く秘書の男が時刻表トリックを使い犯行を計画するが…(「特急夕月」)。東京行きの新幹線が新大阪駅を出てすぐジャックされた。犯人たちの要求を現金と逮捕された仲間の釈放だった(「新幹線ジャック」)。昭和の傑作鉄道ミステリを選りすぐったアンソロジー。

【著者紹介】
鮎川哲也 : 1919年東京生まれ。60年『黒い白鳥』『憎悪の化石』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。01年に第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002年逝去

西村京太郎 : 1930年東京生まれ。64年『四つの終止符』で単行本デビュー。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年に『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞

夏樹静子 : 1938年東京生まれ。70年、江戸川乱歩賞の最終候補に残った『天使が消えていく』で単行本デビュー

山村美紗 : 1931年京都生まれ。74年、江戸川乱歩賞の最終候補に残った『マラッカの海に消えた』で単行本デビュー。83年には『消えた相続人』で日本文芸大賞を受賞。1996年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 涼 さん

    http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/12/post-5ec3fe.html ダイアのトリックは難しくなってきましたね

  • えみ さん

    電車は走るよ何処までも。悪意を乗せて何処までも。ミステリの巨匠たちが贈る昭和の鉄道ミステリ短編傑作集。鮎川哲也に西村京太郎、そして夏樹静子に山村美紗!なんて豪華!!一人で十分鉄道ミステリとして価値ある作品が世に出せるのに、あえてそうしないで短編を他作家さんと出せる大物感。昭和の匂いをぷんぷん漂わせながら嫌いじゃないこの作風。複雑な路線と時刻表、時間を守る日本だからこそ成立する鉄道ミステリは制限された状況下でどこまで思い通りに罪を犯す者たちを操れるかという作者にとっても挑戦・勝負の色合いが濃い気がした一冊!

  • がらくたどん さん

    文庫の醍醐味は単行本だとチョッピリ気が引けるややニッチなコンセプトアンソロジーと勝手に思っている。で、本作。国鉄縛りの鉄ミスアンソロジー。良くできた推理ゲームと2時間ドラマ的な娯楽性が融合した大御所作の短中編4本立て。ダンケルクの戦いに例えて始まる鮎川氏の格調高き大仰、陸空のアリバイに名警部が挑む西村氏の鉄板の安心感、車中の犯行を緊迫した不条理喜劇に仕立てた夏樹氏の冴えた筆致、最後の1文できっちり落とす山村氏の職人芸のウイット。乗り換アプリ世代で鉄ミスはちょっとという方にも「ゲーム」感覚で読んでほしい。

  • エヌ氏の部屋でノックの音が・・・ さん

    2020年10月18日 初版 本屋さんで「あ、中先生の新作か」と思ったら、鉄道ミステリのアンソロジーであった。でもそうなんですよ、これなんです、時刻表を合わせてみたり、ルートを考えてみたり、新幹線使ってみたり西村京太郎先生がどっかで話していたのは「コンピューターで経路を解析できるようになったときに、時刻表トリックはやめた」といったとか。1等2等なんて私の生まれる前に終わっている。湘南電車もたまーに見かけ、郷愁をさそう。しかし大阪発東京行きの普通なんてのがあった時代があるのですねぇ。

  • ごへいもち さん

    山村美紗が良かった。読友さんのご紹介本

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人物・団体紹介

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鮎川哲也

1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募

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