人口から読む日本の歴史 講談社学術文庫

鬼頭宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061594302
ISBN 10 : 4061594303
フォーマット
出版社
発行年月
2000年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
鬼頭宏 ,  
追加情報
:
15cm,283p

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    縄文早期から現代まで、よくここまで日本の人口を推定できたな、という驚きの感想。わかりようがなさそうに見えながら、その推定の方法を聞くと、なるほど、かなりの説得力があるものだ。それにしても江戸の人々の平均寿命の短さ! 人生の意味と重みがまるで違う。私たちの人生観こそ、近年に新しくできたものであることを、しっかり捉えなければと思った。身につまされる本。

  • 樋口佳之 さん

    通説に反して、人口制限は真の困窮の結果ではないと見る立場が増えている。むしろ人口と資源の不均衡がもたらす破局を事前に避けて、一定の生活水準を維持しようとする行動であったというのである。その見方を受け入れるならば、堕胎も間引も幼い命の犠牲の上に、すでに生きている人々の生活を守ろうとする予防的制限/マクロな理屈はわかるけど、当時の妊娠出産の危険性を考えると、親の気持ちは今と変わらずやっぱりとても悲痛なものだったと思う。

  • 太田青磁 さん

    人口動態こそ政治経済を表す指標であることを如実に感じさせてくれる読み応えのある一冊です。S字カーブとも言われるロジスティック曲線に歴史を重ね、文明のダイナミズムを新たな視点で感じることができます。都市への人口流入と人口調整の分析がとても興味深かったです。

  • 月をみるもの さん

    人類の歴史と文明を語る上で、最も重要なファクターのひとつが人口であることは言うまでもない。全編どこをとっても興味深いが、とくに印象的だった部分をいくつか引用:「宗門改帳の分析から江戸時代の堕胎·間引の行動を検討した人々のあいだからも、右の考えを積極的に支持する仮説が提出されている。すなわち堕胎·間引は、困窮の結果の行為というよりは、むしろ広義の産児制限に含まれる性質のものと見るべきだというのである」→続く

  • はるわか さん

    人口の四つの波。どのような文明に支えられた人口成長にも始まりと終わりがある。[縄文時代の人口循環]狩猟と採取。26万人(うち25万人が東日本)。短命社会(31歳で死去)。[弥生時代に始まる波]稲作農耕による人口増。1150年684万人。[14・15世紀に始まる波]1600年の寿命は30歳(!)市場経済化に伴う変化。17世紀の人口爆発とその後の停滞。[19世紀に始まり現在に続く循環]工業化による人口増。1947年に出生時平均余命がやっと50歳超え(!)。1億3000万人に迫るも、21世紀は人口減少。

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