高野秀行 (ノンフィクション作家)

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幻獣ムベンベを追え 集英社文庫

高野秀行 (ノンフィクション作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087475388
ISBN 10 : 4087475387
フォーマット
出版社
発行年月
2003年01月
日本
追加情報
:
16cm,335p

内容詳細

太古の昔からコンゴ奥地の湖に棲息するという謎の怪獣・モケーレ・ムベンベ発見を賭け、赤道直下の密林に挑んだ早稲田大学探検部11人の勇猛果敢、荒唐無稽、前途多難なジャングル・サバイバル78日。子供の心を忘れないあなたに贈る、痛快ノンフィクション。

目次 : 第1章 コンゴ到着/ 第2章 テレ湖へ/ 第3章 ムベンベを追え/ 第4章 食糧危機/ 第5章 ラスト・チャレンジ/ 第6章 帰還

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    高野秀行のデビュー作?そうではないまでも彼の第1回目の本格的な探検行。隊長の高野は大学3年生。行った先はコンゴの奥地テレ湖。目的は幻獣ムベンベの発見である。こんな風に探検の目的を掲げると荒唐無稽でバカバカしく聞こえるのだが、その実はきわめて真面目な探検行である。私はこの人を誤解していて、中年期に入ってから文章力も熟達したのかと思っていたが、そうではなく、ここで既に練達の文章力を示している。まさに「栴檀は双葉より芳し」なのである。また、特筆すべきは高野のあくなき努力と好奇心だ。この探検行のために彼は⇒

  • 読特 さん

    1988年。”辺境作家”として確固たる地位(?)を築いている著者。この時点でそうなることは本人でも予想してなかっただろう。35年経つ。バブルがはじけ、就職氷河期を経て、コロナ禍でバイトがなく退学する学生も出た。3月〜5月の3か月に渡るアフリカ探検。バイトも学業も止まる。この時代だからこそできたのだろう。泥にはまって、ワニ、トカゲ、サルを食らい、毒虫の恐怖に怯える。そこで見出したものは?世紀の発見?現地の国事情、当時の学術事情、村人の人間事情。残したものはそれなりに大きかった。今でも楽しめるのがその証。

  • Willie the Wildcat さん

    勇気と無謀の紙一重の差。冒険の醍醐味なんだろうなぁ。加えて、”虹と共に現れる”か、夢がある!仲間、そして現地の方々との喜怒哀楽の日々も財産。結果?関係ないでしょう。探検隊一同の行動力に敬意。印象的なのが、雨は降るのではなく”来る”件。人間の自然ではなく、自然の中の人間という感。食生活も多彩?!「七福神の宝船」は、言い得て妙!(笑)但し、サル肉の写真は強烈・・・。(汗)それにしても、ダビングしたテープをコンゴ政府は、どのように活用したのだろう?これまた興味深いなぁ。(笑)

  • やな さん

    いや〜面白かった。アホかこいつらと思いながらも、羨ましい気持ちが強かった。この体験がその後の人生に大きな影響を与えていることに納得(^-^)宮部さんの解説もよかった。「頑張れ、探検小僧たち!」

  • nico🐬波待ち中 さん

    「えーと、それでぼくたちは怪獣を探しに行こうと思ってます」こんなユルい一言からそのハチャメチャなプロジェクトは始まった。アフリカのコンゴへ怪獣「モケーレ・ムベンベ」を見つけに行く!ただ「いるらしい」という曖昧な理由を元に…。「何とかなると思えば、たいてい何とかなる」そんな信念を持った大学の探検部11名は、現地へ行けば行ったで次から次へと難題にぶつかり病気になったり食料も底をついたり…。それでも自分達の信念を曲げない彼らは天晴れだ!最後は解説の宮部みゆきさんと同じ一言で締めくくりたい…頑張れ、探検小僧たち!

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高野秀行 (ノンフィクション作家)

1966年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。ポリシーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」。『幻獣ムベンべを追え』でデビュー。『ワセダ三畳青春記』で酒飲み書店員大賞、『謎の独立国家ソマリランド』で講談社ノンフィクション賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された

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