高野秀行 (ノンフィクション作家)

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ミャンマーの柳生一族 集英社文庫

高野秀行 (ノンフィクション作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087460230
ISBN 10 : 4087460231
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
追加情報
:
16cm,238p

内容詳細

探検部の先輩・船戸与一と取材旅行に出かけたミャンマーは武家社会だった!二人の南蛮人に疑いを抱いたミャンマー幕府は監視役にあの柳生一族を送り込んだ。しかし意外にも彼らは人懐こくて、へなちょこ。作家二人と怪しの一族が繰り広げる過激で牧歌的な戦いはどこへ…。手に汗握り、笑い炸裂。椎名誠氏が「快怪作」(解説)と唸り仰天した、辺境面白珍道中記。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    奇妙な、そしてふざけたタイトルに見えるのだが、そこにこそ高野秀行の真骨頂があるのだろう。そして、ミャンマーの実態はことほどさように把握しにくいのだろう。単純に軍政vs民主派スーチーではないのだ。柳生一族との比喩はともかく、ミャンマーを伝えようとの工夫には敬服する。そして、ミャンマー最辺境のワ州レポートにも。高野秀行のこのレポートはは世界の誰にも伝え得なかったミャンマーを、まさに極私的に(それは案外にも普遍的なのだが)伝える、極めて貴重な報告なのではないだろうか。

  • buchipanda3 さん

    ミャンマーを知ろうと思って手に取った本。題名を見ると本当にミャンマーの事が書かれているのかと疑ってしまいそうだが、ちゃんと歴史や当時(2004年)の国の体制、街や人々の様子が描かれていた。軍事政権を江戸幕府に例えており、これが結構ツボを押さえた内容で何より読み易い。市井の人達とのワイガヤな交流が面白く、そこからミャンマー人の人柄を見極めている。多民族国家の多様さが国際人的な社交性を持たせているのではと著者は分析。ただそのバランス取りが政情安定のカギであり難しさも。複雑な状況が続く国の背景を幾らか掴めた。

  • honyomuhito さん

    そのうちに見なければいけない映画リストにずっと入っている「柳生一族の陰謀」。あの高野氏がミャンマーを舞台に、この映画に擬して書いた本があると知っては、読まずにいられない。ミャンマーの柳生一族(軍事政権の情報部)のアテンドで旅行することになった高野氏。どんな厳しい監視と検閲を受けるのかと、ミャンマーに赴くが、柳生一族たちは、実は、、。「柳生眠たし」「柳生仕事すべし」「柳生の怠慢」外で読むとニヤニヤが止まらなくなるので、要注意。https://chirakattahondana.com/ミャンマーの柳生一族/

  • honyomuhito さん

    軍によるクーデターと反対する民主化デモにより、最近またにわかにミャンマーの名前をニュースで聞く機会が増えた。少し見聞きしただけだとアウン・サン・スーチー氏が再び軟禁され、軍が強引にクーデターを起こしたように見える。表面的に聞こえてくる出来事だけが世の中で起こっているすべてと思うほど素直な性格ではない。ということでミャンマーで過去に何があったのか復習のために再読である。興味本位なので高野氏が以前のミャンマー軍事政権を徳川幕府に、情報部を柳生一族に例えるギャグとも本気ともつかないこの本がちょうどいい。

  • ゆいまある さん

    暫く江戸から離れようと思い、遠くビルマが舞台の本書を手に取った。なんでやねん。冒頭が江戸幕府の解説である。表紙を見た息子に「柳生と言えば柳生十兵衛だろ」と言われたが何のことか解らない。娘に「銀魂に出てくる九ちゃん」と言われてああ、となったが、柳生一族の何たるかは不明。ところが高野さん。抜群の文章力で歴史オンチの私にも解るように江戸時代初期を解説してくれた。もうこれからは歴史小説も怖くない。高野さんにしては珍しく、法を犯してない旅だが、最高に面白い船戸与一は既に故人。カハーニシルベナークも読みたい。→

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高野秀行 (ノンフィクション作家)

1966年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。ポリシーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」。『幻獣ムベンべを追え』でデビュー。『ワセダ三畳青春記』で酒飲み書店員大賞、『謎の独立国家ソマリランド』で講談社ノンフィクション賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された

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