音楽の生涯学習 理論と実際

本書は、前半の「生涯音楽学習の基礎理論」においては、生涯学習の理念とその法的支援、生涯音楽学習の基盤づくりとしての学校音楽教育、さらには、音楽と人とのかかわりや生涯発達と学習というような、指導に係わる人たちへの基礎情報をまず提供し、療育的な手法や各種メディアの活用による効果的な音楽指導、さらには音楽のまちづくりおよび成人・高齢者の音楽活動や学校と社会の共生などを含めて、生涯音楽学習の現状とその課題を紹介している。後半は、「生涯音楽学習の実際」として、鍵盤楽器、歌唱・合唱、吹奏楽、オーケストラ、伝統音楽、音楽鑑賞という六つの章に分けて、生涯学習の一環として行われている実際について述べられている。

目次 : １　生涯音楽学習の基礎理論（生涯学習の理念と基盤の整備/ 生涯音楽学習と音楽振興法/ 音楽と人とのかかわり/ 生涯発達と学習/ 生涯音楽学習の方法と推進　ほか）/ ２　生涯音楽学習の実際（鍵盤楽器の学習/ 歌唱・合唱の学習/ 吹奏楽の学習/ オーケストラの学習/ 伝統音楽の学習　ほか）

高萩保治

１９６５年米国コロンビア大学ティーチャスカレジ大学院修士課程修了。２０年に及ぶ小・中・高校での音楽教育に従事した後、武蔵野音楽大学助教授、東京学芸大学教授、日本大学芸術学部教授を歴任。日本音楽教育学会、国際音楽教育協会（ＩＳＭＥ）の会長を務めた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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