メサイア 警備局特別公安五係 講談社文庫

高殿円

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062932967
ISBN 10 : 4062932962
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

世界から軍隊が消えて10年。しかし戦争は武力から諜報戦に形を変えていた。両親を惨殺され一人生き残った海棠鋭利、幼い頃兄と生き別れた御津見珀は、戸籍を剥奪されたスパイ集団、特別公安五係・通称“サクラ”にスカウトされる。桜のように潔く散る、それが彼らの流儀。舞台・映画化の人気シリーズ原作。

【著者紹介】
高殿円 : 1976年兵庫県生まれ。2000年、角川学園小説大賞奨励賞を受賞し、『マグダミリア 三つの星』でデビュー。以後、ファンタジーを中心に50作以上の小説を上梓。漫画原作も多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けろりん さん

    世界的軍縮の合意がなされてから10年。首都新東京市では「世界の改心」の前途を占うサミットが行われようとしていた。武力衝突に代わり諜報戦が主流となった国際闘争において、インテリジェンス分野で遅れをとる日本政府は、極秘理にスパイ活動、暗殺任務を請負う「公安五係」を組織した。構成員は「サクラ」と呼ばれる、国籍を持たぬ生ける死者たち。過去を消され、日の当たらぬ作戦に従事し、人知れず散る。そんな彼等を唯一救えるのがメサイアである。薄っぺらい平和の下貧困と暴力に虐げられる子どもたちの描写が胸に刺さる。迫力のある作品。

  • 佐島楓 さん

    文章に引っかかるところが多く、集中して読めなかったのが残念。

  • はるき さん

    著者が多分女性読者に向けて書いた一級のスパイ小説。無骨であり戦略もあるが、何よりも大事なのは少年たちの葛藤と絆。男臭いハードボイルドよりこちらのほうが正直好みです。大変面白かった。

  • 伊織 さん

    ラノベだからもっと軽くてサクサク進むスパイものと思いきや、思った以上にヘビーな内容だった。単純に作家さん買いで高殿さんだから買ったんだけど…。重た過ぎずライト過ぎず…。 世界観が違うからかもしれんけど諜報活動の割には地味めなお話だったなぁ。他の人が書いているみたいにアニメで見た方が世界観とか把握しやすいかも。

  • 螢 さん

    なかなか面白かった。映像映えしそうだなあという印象。アニメーションと相性良さそう。政治色・思想色を出されるのが苦手なわけではないけれど、設定が現実社会に近すぎるせいか所々で引っかかってしまう。個人的にはもっとフィクションに寄せたほうが好み。駆け足な展開だとは思わないけれど、シリーズ数巻でやってほしい内容を一冊でやりきった感はある。シリーズ化して、じっくりねっとり書いてほしい。何だろう。面白いし好きな類ではあるし楽しんで読んだけれど、だからこそ余計に細部が惜しいように感じる。表紙と帯がかっこいい。

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人物・団体紹介

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高殿円

小説家・漫画原作家・脚本家。兵庫県生まれ。2000年に第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞し『マグダミリア三つの星』でデビュー。2013年に『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞、2023年に『グランドシャトー』で第11回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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