国定忠治 岩波新書

高橋敏(歴史学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004306856
ISBN 10 : 400430685X
フォーマット
出版社
発行年月
2000年08月
日本
追加情報
:
18cm,209p

内容詳細

今から150年前、大観衆を前に公開処刑を見事に演じたその時から忠治伝説は始まった。反骨を貫いた生涯から見えてくる公的支配の実態とは。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ようはん さん

    「赤城の山も今宵限りか」の名文句で有名な江戸時代後期の侠客・国定忠治について。やっている事はほぼヤクザ同然であるが、天保の飢饉で飢えた貧民に施しをして沼の浚渫事業を行ったり等の美談があり、堂々たる最期もあって後世の英雄となるのは理解できる。一方で当時の上野国の統治体制の複雑さはあるが、幕府側役人と村役人らの癒着等による行政の腐敗や飢饉への対応力の無さ等、幕府による統制力の弱体化も目立ち、忠治ら侠客の台頭を許した背景も語られている

  • ビイーン さん

    幕末の侠客。天保の大飢饉に苦しむ貧民を救済した。対して幕府、役人の救済策は雀の涙程度。忠治のそれと比べると見劣りが激しかったという。本書はアウトロー忠治の波乱万丈の生涯をたどることで、幕末の世相を見せてくれる。実家に帰った時に見る赤城のすそ野が、以前と違う風情に見えるかもしれない。

  • 叛逆のくりぃむ さん

     極惡人であると同時に聖者でもある。浪曲で、再び興味を持ち、手に取つたが、『事實は小説よりも奇なり』といふ一語を之程如實に感じられる一時は無い。

  • にゃん吉 さん

    国定忠治のいくつかのエピソードを検証する中で、上州の支配権の入り組んだ状況、関東取締出役、村役人、訴訟、刑事手続の実情などが詳細に記述されています。どちらかと言えば、国定忠治のことを知るよりも、国定忠治を通じて、江戸幕府後期の末端の支配体制とか、警察権などの有り体を知ることができる一冊のような気もしますが、むしろ、それが面白いと思います。読み進めると、少なくとも、治安、警察について言えば、中央集権的な近代国家というのは、ありがたいものだなと思えます。  

  • 悸村成一 さん

    図書館本。57

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