風の陣 立志篇 PHP文庫

高橋克彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569575865
ISBN 10 : 4569575862
フォーマット
出版社
発行年月
2001年07月
日本
追加情報
:
15cm,404p

内容詳細

8世紀中頃の黄金発見に端を発する奥州動乱と、中央政界の血腥い権力抗争を描く大河ロマン。蝦夷の若者・丸子嶋足は、黄金を土産に帰京する陸奥守の従者となり平城京に上る。8年が過ぎ、衛士府の官人として異例の出世を遂げた嶋足は、やがて奈良朝を震撼させた政変・橘奈良麻呂の乱の渦中に、自らの身を投じるのであった…。迫り来る動乱の兆しの中での、若き蝦夷たちの躍動と葛藤を描く。

【著者紹介】
高橋克彦 : 昭和22年生まれ。岩手県盛岡市出身。早稲田大学卒。昭和58年、『写楽殺人事件』で第29回江戸川乱歩賞を受賞し文壇デビュー。その後、同61年に『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞、同62年に『北斎殺人事件』で第40回日本推理作家協会賞、平成4年に『緋い記憶』で第106回直木賞、同12年に『火怨』で第34回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    奈良時代の大仏建立の際に不足する黄金が陸奥で見つかった!とするところから始まる物語。今まで見向きもされなかった陸奥がその黄金を目当てに朝廷が乗り出してくる!と蝦夷Vs大和朝廷抗争の物語かと思ったら、それは大枠でまずの序盤は橘奈良麻呂の乱を軸にこの巻は展開された。史実にオリジナルを加えた物語で時折史実とオリジナル物語に混乱しながら読んだが、物語的には展開が早く躍動感溢れる文章で面白い。「火怨→炎立つ→天を衝く→水壁」と続く物語。まずは「風の陣」5巻を読む。 次巻「大望篇」へ。

  • 財布にジャック さん

    まずは、高橋さんごめんなさい。「火怨」「炎立つ」「天を衝く」を前に読んだ時に、東北3部作だと認識していましたが、この作品を入れて蝦夷4部作というそうですね。時系列順に行けば「火怨」の前を描いたこの「風の陣」から読みたかったのですが、実際は最後になってしまいましたが、これから全5冊を味わって読みたいと思います。まずこの立志篇は橘奈良麻呂の乱がメインでした。準主役と思われる物部天鈴が魅力的で早速お気に入りキャラ決定です。勿論主役の丸子嶋足も大活躍でした。続きが楽しみです。

  • gonta19 さん

    2007年2月18日Amazonにて購入。 2014/5/10〜5/15 約二年ぶりの高橋作品。今作は、奈良時代、橘奈良麻呂の乱に絡む蝦夷の丸子嶋足の活躍を描く。高橋氏のライフワークとも言える、闘う蝦夷の物語。いつも書く事だが、氏の描く主人公はいつもながらに漢気溢れておりカッコイイ。続きが愉しみである。

  • kawa さん

    著者の「陸奥四部作」のうち時代的に最も初期の時代を描く本作(全5巻のうちの1巻目)。東大寺大仏開眼間もない奈良の地、「橘奈良麻呂の乱」を中心に蝦夷の地の平和のために知略をめぐらす蝦夷の丸子嶋足と物部一族の天鈴を描く。激しい権力闘争に明け暮れる当時の政治家の様子が興味深いが、複雑・摩訶不思議な対立関係に度々混乱しながら次巻へ。

  • 藤枝梅安 さん

    蝦夷の有力者の息子・丸子嶋足は京に出向き、兵衛府で都の治安を守っている。陸奥の国で黄金が発見され、朝廷の陸奥に対する見方・対応の仕方が変化する時期である。嶋足は物部天鈴の助けを借りて、都で認められる働きをせんと奮闘する。が、橘奈良麻呂の政府転覆の動きを察知し、奈良麻呂と敵対する藤原仲麻呂との抗争に身を投じる。嶋足の願いは自らが陸奥守となり、奥州に平和をもたらすこと。そのためには何をなすべきか、苦悶の日々を続ける。鮮麻呂との交流、天鈴の妹・水鈴への思慕。嶋足は迷いつつも蝦夷の平安のために戦い続ける。

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人物・団体紹介

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高橋克彦

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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