火怨 北の燿星アテルイ 上 講談社文庫

高橋克彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062735285
ISBN 10 : 4062735288
フォーマット
出版社
発行年月
2002年10月
日本
追加情報
:
15cm,494p

内容詳細

辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。八世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弓流為は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。

【著者紹介】
高橋克彦 : 1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒。’83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、’86年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、’87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、’92年『緋い記憶』で直木賞、2000年本書『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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誰だったか著名な方のおすすめ本として手に...

投稿日:2021/04/10 (土)

誰だったか著名な方のおすすめ本として手に取った本作。阿弖流為もさることながら朝廷の坂上田村麻呂の人間味に興味津々、体制と反体制、色々と考えさせられました。脚色はあるとはいえ、これが実話とは驚きを隠せません。

アヒル交響曲 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • naoっぴ さん

    坂上田村麻呂と阿弖流為に興味をひかれ読みました。内容はほぼ全編が戦いで少年漫画のよう。戦術にこだわりやや進行が遅めなところも少年漫画風。騎馬の数、武器と歩兵、弓の戦術、勝った負けたにこだわる単純明快な展開は、まるでスポーツの試合をみるようでした。蝦夷の民の自然とともに生きる哲学とか人間ドラマなどを知りたかった自分としては登場人物の心理描写があまりなくて消化不良を感じるけれど、こういうのもまたスカッとした爽やかさがありいいです。

  • goro@80.7 さん

    黄金を求めて支配しようと攻め来る朝廷軍。蝦夷は一致団結し迎え撃つ。あるのは知略と命を懸けて守ろうとする土地と民。若き阿弖流為を頭に母礼や仲間を共に立ち上がる。蝦夷を侮る朝廷軍の武将たち。阿弖流為は実在の人物と初めて知ったけど高橋克彦は面白い。下巻はいかに。

  • レアル さん

    前巻シリーズ『風の陣』の智略、策略で耐えに耐え抜いた後の蝦夷の反撃という物語と比べて、こちらは最初から何と躍動的な物語なのか。最初から都に対して戦う気満々でむかう物語&熱い男たち物語に私の心まで熱くなりそう。主人公級の阿弖流為と飛良手、そして母礼たちと蝦夷の心をまもる戦いが始まった。続きが楽しみ!下巻へ。

  • キャプテン さん

    ★★★★★_「きゃぷ衛門とゆく時の旅フェア」【西暦780年/奈良時代編】タイムトラベラーきゃぷ衛門でござる。奈良時代ともなると、やはり人の営みの質が様変わりするものでござるな。中国に頭を下げながらも、世界一の国と口伝していた当時の日本は、その矛盾に身を焦がしていた。それを解消するべく、蝦夷(東北)を討伐する政策を打つ。その役をおうのが征夷大将軍でござる。しかし、その差別的政策には、大きなミスがござった。それが、アテルイという英雄の存在。とにかくアテルイ殿は強い。人、地、水を味方にして、朝廷軍と戦い始める。

  • kawa さん

    何十年かぶりで再読した奥州藤原氏を描く「炎立つ」がとても良かったので、そこから300年さかのぼり移動しての同作者のこちらへ。奈良時代、若干19歳ながら蝦夷の盟主に推挙される阿弖流爲(あてるい)を主人公に朝廷軍との戦いを小気味よく描く。若干、物語の入りに戸惑ったが、戦いの駆け引きが活発になるにつれ俄然没入。「炎」に負けず劣らずの面白さで坂上田村麿呂も登場の下巻へ。

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高橋克彦

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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