天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実 1 講談社文庫

高橋克彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062749152
ISBN 10 : 4062749157
フォーマット
出版社
発行年月
2004年11月
日本
追加情報
:
15cm,492p

内容詳細

織田信長が天下布武を掲げた頃、陸奥の南部家では内紛が続いていた。新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実は、ついに宗家を見切った。戦の天才「北の鬼」九戸政実が、武者揃いの一族郎党を束ねて東北の地を駆け巡る。著者が故郷を舞台に熱き思いを込めた歴史巨編「陸奥三部作」の最終章、待望の文庫化。

【著者紹介】
高橋克彦 : 1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒。’83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、’86年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、’87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、’92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    九戸政実物語。南部家の内輪もめや宗家の後継者を巡る争いを主に描いているこの巻、政実が「先を読む」見事な戦いぶりを発揮。でもこのシリーズは「最初は痛快に勝ち進み、最期は滅びの美学を見せてくれる」パターンが多いし、政実の史実を見てもこのパターンに当てはまる。物語は始まったばかり。見事な戦いぶりを見せながらも、南部を九戸党を中心に拡大したいと考えそれに至っていない現状を憂う政実。こんな政実にどのような物語が紡がれているのか。次巻に期待。

  • kawa さん

    著者の東北シリーズ5作目。こちらは、主人公が蝦夷ではなく、時代も下がって戦国時代ということで、やや前作シリーズと趣が異なるのだが、九重政実の梟雄ぶりが圧倒的、晴政のダメ殿ぶりも秀逸で、ドラマのめり込みで読了。いやあ凄い、放心状態だ。

  • 財布にジャック さん

    高橋さんの東北3部作の最後の作品に遂に到達しました。今度の主役は戦の天才の九戸党の棟梁です。まだ1巻なので南部家の内紛なのですが、それにしても主人公は、器が大きなダイナミックな策士です!「まことの将たるは私怨や私欲を捨てて国の先行きを思う者ぞ。」というセリフがあるのですが、これってどこかで聞いた気がするんですが・・・そうです。今大河ドラマの主役の坂本龍馬さんもこれに近いこと言ってたような・・・やっぱり大物は言うことが違うなぁ。

  • きょちょ さん

    「陸奥三部作」の最後の作品。 この巻の時代は戦国時代。 戦さの場面はそれほどではないが、種々の画策がとても面白い。 主人公九戸政実は、「火怨」「炎立つ」の主人公ほどの魅力はまだ感じられないが、とても野心家である。また、他の主人公と違って、生粋の蝦夷でなく源氏の血を引いているのも興味深い。 織田信長の活躍に嫉妬し、一族の内紛ばかりの自分に嫌気がさしている。 一族の13歳の跡継ぎが内紛で殺される。 これからどうなるのか・・・。 ★★★★ 

  • あきあかね さん

     「秀吉に喧嘩を売った男 九戸政実」 本書の副題に書かれているように、豊臣秀吉が圧倒的な兵力をもって、全国各地を制圧していくなか、陸奥は南部藩にあった九戸政実は秀吉に喧嘩を売った。十万の秀吉軍に対して、二戸城に五千名の兵とともに立て籠もって闘ったのである。 本書で描かれる九戸政実は理想的なヒーローと言える。全3巻のうち、秀吉軍との戦いは最終巻の最後の半分ほどで、それまでは陸奥の一角での小さな戦いが描かれる。その様子が丁寧に描かれることで、政実の人物像が浮き彫りになる。民と兵のことを大切にし、⇒

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高橋克彦

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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