リリコは眠れない スプラッシュ・ストーリーズ

高楼方子著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784251044211
ISBN 10 : 4251044215
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
松岡潤 ,  
追加情報
:
165p;21

内容詳細

「スーキー!!」眠れない夜、リリコは、奇妙な絵の中に、会えなくなった大切な友だちの姿を見つけた。追いかけようとした瞬間、リリコは絵の中へ―。汽車に乗り、ふしぎな旅をつづけた先に、リリコが見たものは…。幻惑と、深い感動の物語。

【著者紹介】
高楼方子著 : 函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)、『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『十一月の扉』(リブリオ出版、講談社青い鳥文庫)、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞

松岡潤 : 神奈川県に生まれる。2012年3月第27回全国絵画公募展IZUBIに入選。書籍の装画や雑誌の挿画などでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mocha さん

    【高楼方子。11月の扉を開けよ読書会】参加。西日本読書感想画コンクール課題図書。キリコの絵画『街の神秘と憂鬱』をモチーフに描かれる少女の成長物語。キリコの絵の持つ不安定で幻想的な味わいがとても生かされている。表紙の雰囲気や主人公が小学生であること、高楼方子さんの易しい語り口から、もっと可愛らしいお話を想像していたので意外にも哲学的で驚いた。子ども達が様々な「象徴」をどれだけ読み解けるのかが疑問だけど、応募された感想画は見てみたい。

  • 遠い日 さん

    重く不思議な絵の中の汽車の旅。自分に今ひとつ自信が持てないリリコの、心の旅でもある。大好きな友だちのスーキーとの別れを引きずるリリコの悲しみや、周りが自分を見る目に対する悔しさ、きょうだいの中でも孤立しがちなリリコのもがきが痛々しい。成長、友情、自分の中の毒、そういうものをまじめに考え、乗り越えていきたいリリコの気づきが健気だ。

  • 木漏れ日の下 さん

    美しい姉ウララやピアノの才能に溢れる妹キララ、病弱で神経質なモル兄さん…。両親の関心を引く兄弟達へのコンプレックス。そしてもう一人優しいイタズラ好きの兄ティル、最近は厳しい担任の罰ばかり受けピリピリしていて心配。そんな内面の悩みを不思議で不穏な夢の描写で描かれてる。自分の中のドロリとした黒い部分に気づかされ後悔に胸を痛めるリリコは一体どこにたどり着くのか、この物語の着地はどうなるのか心配しながら読みましたが、重たい暗雲を突き抜けたら真っ青な青空が広がるかのごとく清々しいラストに拍手!

  • 深青 さん

    不思議な世界観。でも、一つ一つの表現がとても好きです。

  • 野のこ さん

    毛布のえりもとをぎゅっとつかむ。キリコの絵に親友スーキーのさみしい風を呼び起こす。奇妙な遠近法の建物、時間が入り組んだようなべたっとした影、不機嫌そうな婦人画、そして列車に乗って絵の奥へ。折り紙の蝶々が舞い上がり、銀色がかった青色の木に誘う。マジシャンになった本当はいい子の弟やおじさんになった気になる男の子、水に映った婦人画のわたしとリリコの不安がこの不思議な世界に反映されている感じがしました。最後はスーキーに会えて良かった。そして夢から覚めて取っておきのプレゼントが!

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高楼方子著

北海道函館市に生まれ。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)・『いたずらおばあさん』(フレーベル館)にて第18回路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』(リブリオ出版、現在は福音館書店より発行)で第47回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で第53回産経児童出版文化賞、

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